今回は自律神経失調症の方に僕がいつも指導している呼吸法についてです。


呼吸は吸うのが先か?吐くのが先か?と悩む方も多いと思います。


僕は「呼吸と言う漢字は呼いて(はいて)吸うと書くので吐くほうが先ですよ~」とお話しています。


まず、体の中の空気を全部出すつもりで吐ききってください!


体内の毒素を全部出し切る気持ちで力いっぱい吐きましょう!


次に吸って行くのですが、「鼻」から吸ってもらいます。


大きく吸って、胸だけでなくお腹も膨らむまで「もうこれ以上入らないよ~」と言うところまで吸ってください。


次にその力いっぱい吸った状態で「5秒止めて」下さい。
(血圧高い人は切れる可能性があるので無理しないで行ってください)


その後吐いていきますが、口をすぼめてなるべくゆっくりと時間をかけて吐いて下さい


イメージとしてはろうそくの炎を吹き消すようなイメージです!


お腹、胸がぺちゃんこになるまで吐いてください。


その後、体の中の空気を全部吐ききったら「5秒止めて」下さい。


そしてまた鼻から吸っていく・・・


と言うのを繰り返してください。


ここでは書きませんがいろいろな効用があります!


まずは実践してみてください。


この呼吸法だけで改善する人も多いんですよ~!


~呼吸法まとめ~
①まずは吐く
②鼻からお腹が膨らむまで吸う
③これ以上吸い込めない状態でそのまま5秒止める
④口からなるべくゆっくり吐く
⑤吐ききったところでそのまま5秒止める
⑥②に戻って繰り返す


実はイライラした時などにも効果があります!


静かな場所で5分くらい行ってみてください。


驚くほどの効果が出るかもしれませんよ~♪

今日は自律神経失調症になっている方へのアドバイスです!


それは…


「妄想」です(笑)


妄想とは…


①根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「~にふける」「愛されていないと~してひとりで苦しむ」


②仏語。とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。また、その誤った考え。妄念。邪念。

③根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。(gooの辞典より)


とあります。このうちで行って欲しいものはひらめき電球です。(苦しまないほうでお願いします!)


しかも、良い妄想だけしていただきたいのです!クラッカー


例えば、「今現在自分の体調はすぐれないが、良くなったら何をしようか?」


と妄想してみたとします。


「まずは旅行に行きたいなぁ~」


「旅行に行くなら一週間くらい時間とって海外に行きたいなぁ~にひひ


「海外ならどこに行こう?」


「海が綺麗なところが良いなぁ」


「さらに人が少なくてゆっくりできるところが良いなぁ~」


「モルディブなんてどうだろう?」


「海の上のコンドミニアムに泊まって何もしないでゆっくりして、全身エステ受けちゃおうかなぁ~(笑)」


などと妄想してもらいたいのです。


人間の脳は実際体験していることと、脳でイメージしていることの区別がつかないと言われています。


楽しいイメージ、自分は元気なんだ、どこでも遊びに行けるんだ!などという良いイメージはあなたの自律神経失調症の改善に役に立ちます。


各自楽しいと思うことは違うと思うので、上記の例は一例ですが、自分で楽しいと思う事を寝る前(布団に入ってからでもOK)に妄想して、良い気分になってから寝てみて下さい。


一回で劇的な変化は起こりませんが、妄想し良い気分になることで徐々に眠りやすくなっていくと思います。


なかなか眠れない方は特に試してみてください!


妄想・・・なかなか侮れませんよ~(笑)

さて、前回の続きです!


交感神経は人間の体を守るためのシステムだと書きました。


昔であれば、すばらしいシステムなのですが、現代社会には適応していないと思います。


人間の進化よりも周りの環境の進化が早く、自律神経系が対応できていないために自律神経失調症や不

定愁訴と呼ばれる様々な症状に悩まされる患者さんが多いと思います。


自律神経失調症などと病名がつくと、良くわからないけど悪い病気じゃないか?と心配されると思いますが、

大丈夫です!


あなたの体は正常な反応をしているだけです。


正常な反応が他の人より少し敏感に反応しているだけです。


では、どうしたらよいか!?


ズバリ「交感神経の働きを下げ、副交感神経を働かせる!」


これに尽きます。


交感神経はストレスがかかると反応し戦闘状態になります。


なので、ひとつでも多くのストレスを受けないようにする必要があります。


人間関係・仕事関係・お金の問題などなど…


探せばいくらでもストレスは出てきます。


もう、自分からストレスの問題を探してイライラするのは止めましょう。


降りかかってきたものは仕方ないと受け止めるしかありませんが、自分から探しに行く必要はありませ

ん!


まずはひとつでもストレスを受けないようにし、交感神経が興奮するのを少なくしましょう!


そして副交感神経が働いてくれる環境を積極的に作る必要があります。


では、副交感神経はどうやったら働き出すのか!?


そもそも副交感神経とは何なのか!?




次回をお楽しみに~♪

交感神経とは?


今回は自律神経の中の交感神経についてです。


交感神経は副交感神経と共に自律神経を形成しています。
(交感神経系+副交感神経系=自律神経系)


交感神経は「戦いの神経」と言われ、体を動かすときやストレスがかかったときに反応する神経です。


以前人間が狩猟生活をしていたときがわかりやすいので説明していきます。


狩猟生活をしている時交感神経の働きは自分を守るためものすごく重要でした。


森の中を歩いているときに突然熊が現れました!ドンッ


さて、あなたはどうする???


逃げるか戦うかすぐに決めないといけません。


またどちらにしろ体を動かさないといけないので、心拍数が上がり、呼吸が速くなり、血圧が上がります。


ストレスがかかったときの反応と一緒ですね。


狩猟時代であればこの反応は生命を守るためにとても重要な働きをしていました。


しかし、現代の社会では街中でいきなり熊が出てくることもありませんし、突然生命を脅かされるようなことにはめったに遭遇しません


ですが、ストレスがかかると人間は上記のような反応をしてしまいます。


それが何回も繰り返されると、神経系は学習し、反応が速くなる機能を持っています。(動作が速くなる)


そのため、ずーっとストレスにさらされていた人は、他の人より心拍数が上がったり等の反応が速く出ます。


もっとひどくなるとパニック障害などと呼ばれるようにストレスがかかるとすぐにシャットダウンしてしまう状態になります。


どれも現代社会においては過剰反応と思われがちですが、もともとは自分の生命を守るために必要なシステムなのです。


続く…

日常の生活について


こんにちは、寒暖の差が激しいですが、体調崩していませんか?

本日は自律神経失調症の為の日常生活についてです。


自律神経と言うのは…


活動するとき→交感神経

休息するとき→副交感神経


が働いています。


これが大体一日の中で入れ替わり、朝の光を浴びて交感神経が優位になり活動する状態になります。


薄暗くなってくる夕方くらいから副交感神経が優位になり、だんだんお腹が減ってきたり、眠くなってきたりします。


このバランスがおかしくなると自律神経失調症になりやすくなります。


特に気をつけてほしいのが


「生活リズムの崩れ」です。


電気が使えるようになってから人間の生活は激変しました。


夜でも明るく、暗くならないので副交感神経が優位になりにくくなっています。


特に蛍光灯の白い光は交感神経を優位にしやすいので、気をつけてください。


今ではLEDでも白熱球のようなやさしいオレンジ色の光を出せるようになったので、そういった商品を使ってもらうと副交感神経優位に持っていきやすいと思います。


いつまでも明るい光の中にいるのではなく、少し暗めの間接照明などにすると休息の神経である副交感神経がでてきて眠りやすくなると思いますので一度お試しください。


今日の一言クラッカー


「夜更かしは体にも良くないし、節電にもならない!」


仕事の関係などで寝る時間は人それぞれだと思いますが、規則正しく生活することで自律神経のバランスも整ってきますので、頑張って生活リズム保って下さい!