Renegades of Funk
時は2011年。ロックの名を口にする者に反逆の志は無く。彼の者達は去り、伝説はすでにして輝きを失った。
しかし、戦士はいまだ死なず。狼煙を、鬨の声を上げよ。転石は苔生さず、再び伝説に息吹を与えるのだ。
ここ北海道恵庭市に、今、真のロックバンドが生まれた。
その名も。
「常夏ボーイズ」
わあ、能天気。加山雄三から知性と渋い声と顔立ちを取っ払った感じか。…えーと、人柄も抜いとくか。いやいやそんなことはどうでもいいんだよ。元ネタは「すごいよ!!マサルさん」のどっかにあった一文ですな。だからどうでもいいってば。
ということで、「常夏ボーイズ」ギターの宮下です。皆様におかれましては夏近しなば秋もなんなら冬も遠からじ。ランラランのランで一年間。いかがお過ごしでしょうか。こんにちは。どうもどうも。
ガットハロではメンバーを募集していた。あ、いや、今でもやんわり募集している。いるのだが、そうそう都合よくうちらの曲を歌ったり弾いたりしてくれる人が見つかるわけはない。
なぜ見つからないかというと、我々が実に気の抜けたバンド活動をしているが故に真剣十代なバンドマンからは忌避されるわけでそんな面白くない事情はどうでもいいんだよコラお前らそこに並べ歯ぁ食いしばれ。
というのが原因の全てではあるまいが、とにかくこちらに入ってくる人はいない。すると意地になった私は何を始めるか。
余所のバンドへの加入を考え始めるのである。
なんじゃそら。何がしたいのよ宮下。私にもわからぬがそう考え始めちゃったものはしかたがない。誰か私を入れろ。さあ早く。
しかしながら私が操れるのはギターのみ。まあそれすらどのくらい弾けるかというといやもうお恥ずかしい、とか全然ヘタっぺですよ、なんて言い出すと話が進まないので「宮下はギターが弾ける」ものとする。
で、このギター弾きというやつ、世の中であふれかえってどんぶりかえって有り余っている上、仮に募集してても先方の条件に自分が合致することなど滅多にないのである。この現状を知りたければ音楽系雑誌でもネットでも楽器屋さんでも「メンバー募集」の何かを見ればよい。
「当方Vo。18~25歳のGt、Ba、Dr募集。人間性重視。完全プロ志向。」
いっこも合わない。面白いくらい条件満たせない。お前ほど遠くには行けないぜマキシー。
「今はギター×2とボーカルの3人です。ベースとドラムぼしゅーですっ。最初はコピーから、一緒にたのしくガンバリましょお♪☆^∇゚)ニパッ!!」
ましょお、じゃねえだろよ。俺いらねえじゃんガンバレねえよどうしろってんだよヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!
などとメンボの掲示板を爪でかりかり引っ掻いても事態は好転しない。そうとも人間は考える足なのだから、えーと掲示板を蹴っ飛ばせばいいのか…って違うぞ。いろいろ違うとこも違う。じゃあどうすればいいのさ。
音の博信堂
に泣きつけばいいじゃない。
いや、それもぜんっぜんダメなのだがやってしまった。ちまい買い物のついでに私は音の博信堂にて、店長に気軽に相談した。
「どっかでメンバー募集してないっスかムリっすよね」
この段階で私は博信堂の顔の広さを甘く見ていた。そらもう甘かった。イチゴジャムをホイップで挟んでメイプルシロップをたらしてメロンパンで包むくらい甘かった。ちょっと美味しそうじゃないか。
菓子パンはさておき。メンバー加入云々を無責任にもすっかり忘れたある日、博信堂より電話が一本。
「食彩館の店長が誰か一緒にやる人探してたけど、どうです?」
「え、あのドラムのですか?」
やきとりダイニング「食彩館」
の店長。
彼こそは創作串のカマンベールチーズ串がおすすめなブレイク&アタック大好き生粋ヘヴィロッカー。恐るべし、この21世紀にドラムソロでライブ会場を興奮のるつぼに叩き込めるスーパードラマーである。ジュンジュンって呼んでね。呼べるかー。
How to!?クリスマス
において、John
(Gt), Vanilla(MC), mac
(Ba)を擁する恵庭ドリームチームで会場を一飲みにしたあのジュンジュン、じゃなかった食彩館とバンドですと。マジっすか。
「マジ。やろうやろう」
軽っ。そして早っ。
以降のことはまさにトントン拍子。相手がドラマーだけに。いやそんな小ネタはよいとして、その後私が引っ張り込んだうちのベース、石川君を含めてあっという間にユニット結成。
ボーカルは?はい、よくぞ訊いてくださった。訊いてない?訊いてくれ。いや訊け。耳伸びるまで引っ張るぞ。ダンボみたくすんぞ。よーく聞け。誰あろう恵庭地区焚上家族のメンバー、その名も
MC Vanilla
きゃーステキ。ラッパーよラッパー。ロックバンドにラッパーが来るぜミクスチャーだyo!
名前はさっき言った通り「常夏ボーイズ」。そしてライブまでやってしまった。ええっ、どこでどこでー?
5月21日 How to !? 1周年スペシャル
ここだ。お久しぶりね恵FFECT Verjohn。少しは私も大人になったでしょ。…ってちょっと、エコフェスの次の週ではないか。嘘、全然準備できてないんスけど。しかも毎週ライブってアナタ。まるで有名ミュージシャンじゃないスか。
「大丈夫大丈夫。ちゃんと演れてたよ…多分」
やっぱり軽い。あ、でも「多分」て付きましたね。
まさかあさってな私の泣き言がこんな大事に発展するとは夢にも思わない。結成からプロジェクト発動までわずか半月の大騒ぎでしたとさ。やあ楽しかった。もちろん次回活動どころか以後のメンバーすら未定。増えたりして。再開の時、それは、
恵庭市内営業中の「ライブ中の宣伝を希望する店舗、業者その他」が現れた時
である。らしい。ウワサでは。スポンサー代金は¥0(友人価格)から時価(怖っ)まで応相談。でろでろヘヴィな音楽をバックにあなたのお店の名前がお客さんの前に晒されます。交渉は町中でうちらをとっ捕まえるか、「食彩館」で一杯飲りながら、ということでヨロシク。
えー、あとですね、音の博信堂様、ざわ加入の時といい今回といい、お引き合わせ頂きまして本当にありがとうございました。そういえばブログのヘッダー画像もちんたら作ってますんで、期待しないでお待ち下さいませ。