OBLAAT (REMIX VERSION) | ガットハロのブログ’混石’

OBLAAT (REMIX VERSION)

 名前になど大した意味はない。大事なのは中身だったり何を為すかだったりなのだ。あと、負けないこと投げ出さないこと(中略)居ないと思うことが悲しいうぉうおフゥ~、なのである。


 しかし名前。古代の東洋においては人の名をみだりに呼んではいけないという慣習もあったらしい。また、ひとつの地球において一人づつひとつのそれは燃える命だと言う人もいるし、大事なものでもあるらしい。


 不真面目なのか真面目なのかわからない書き出しで申し訳ないが、バンド名のことを言いたかったのだ。ちなみに上の例に無理から絡めて引用した2曲がわかる人は、君、いい歳なんだからこんな駄文は読むな。嘘です読んでください。


 うちのバンド名は「ガットハロ」であり、決めたのは私だ。元ネタは何か。世のロッカーにおなじみの一文、「GO to HELL」の文字をあっちゃこっちゃした挙句、カタカナ読みにして意味をぼかしただけだ。ロッカーとしてセンスの底が知れる。


 これは元々、若かりし私がギターへ落書きしようとしていたコピーの「GOtHELLo」から来ているのだが、結局実行に移る前に「ギターは綺麗に使うべし」という価値観へシフトしてしまったので、この単語を使う機会は失われてしまったのであった。そう、このバンドを立ち上げるまでは。


 などと「これまでのあらすじ」みたいに言う必要はどこにもないが、ライブをいくつかやって、こうしてブログもある、という状態になると、バンド名は重要と言えば重要なのである。


 なぜなら、このバンド名が芸能人ブログの更新頻度ばりに一日15回くらい変わると、これは大変だからだ。昨日は「D3V1L'5 5ANCTUARY」今日はさっきまで「ブランコ軍団」という具合にバンド名をちょろちょろ変えた日には、自分でも何をやっているのかわからなくなるではないか。


 あれ、まず自分が何を言っているのかわからなくなってきた。そして少し気を抜くとあっという間に不真面目な話になるので頑張って真面目な話をする。


 バンド名は人に覚えてもらうためにあるのである。普通は。多分。なら一度でも人前にさらしてしまうと名付けた時の意図はどうあれ、気軽に変えるわけにはいかない。覚えてくれた人、つまりは客を一人だって逃がしたくはないからだ。


 この場合の「客」とは、ライブを観に来てくれたり直接褒め言葉を貰える人であるとは限らない。言ってしまえばこのようにいいかげんなブログにいらして下さった貴方も知らぬ間にバンド「ガットハロ」の「客」になっていると考えてよい。いらっしゃいませ。もう遅いじゃで泊まってゆきなされ。ひっひっひ。


 怪しい婆さんには三枚のお札でも貼っておくものとして、このバンド名なりブログ名なりがどんどん変わっていたりするとせっかく来て下さったお客様に、


それでお前は何なんだ


という気分を味わわせてしまうような気がするわけだ。仮に他人がブログやバンドで連続改名カーニバルを開いたとすれば、私はきっとそう感じる。


 そんなわけで名前は大事だね、という結論が出て、そんなことは君の好きに考えておればよいね、という話だが、ここに重大な問題がある。大事にすべきそのバンド名なのだが、


「ガットハロ」って変な名前で恥ずかしい


ということだ。いや何言ってんのあんたが付けた名前でしょうが、と今ここを読んでる人はおろかうちのメンバーにすら言われてしまいそうだが、言われたって気持ちは変えられない。


 「ガットハロ」だって。あっ、恥ずかしい。「ガットハロさん、時間です」あっ、何で呼ぶのその名前。当たり前だ。ところで、バンドに「さん」付けする人、結構いるのね。会社みたく。


 世の中にはプロアマ問わず数えきれないほどのバンドがあり、当然その名を付けた人がいる。そんなバンドの名付け親は、一体全体その名を呼ばれ、どう思っているのか。誇らしいか。恥ずかしいか。穴があったら埋めたいか。


 どこかの段階でバンドマンはこの恥ずかしさを克服するのだろうか。はたまたこの羞恥は個人の資質によるもので、恥ずかしがる人間は永遠に恥ずかしがったままなのか。あるいはうちのバンドだけ、性交渉に関わる単語並みに本当に恥ずかしい名前なのか。そういえば東京近辺に「ウンコチンチンズ」ってバンドがいたらしいなあ。まだいるのかなあ。伏字使わないでいいのかなあ。


 などとグダグダ考えても、何も変わらない。軽い気持ちで付けた名は、だからと言って軽い気持ちで変える訳にいかない。これに懲りたら、スルドいネーミングセンスを身に付け、誰に恥じることもない名付け親になるべく精進を続けるほかはない。次の機会に備えて。


オブラート宮下


 ええと、これはアメブロ登録の際、アメブロさんからニックネームを教えてくださいと言われてですね、そんなものを持たない私がふと、ああそう、今回の記事タイトルなんですけど、あのギタリスト、故hideの曲ですね、その時はそれがふと思い浮かんだのでカタカナにして軽ぅ~い気持ちでね、ええ、つけちゃったんです。「なんかリングネームみたいじゃーん」とか言って。阿呆か。


 いやもうカタカナにして苗字につなげた途端、こんなにダッサい名前になるなんてね、びっくりですよね。わざとじゃないんです。笑い取れそうなとこも特にないし。これがまたですね、「オブラート宮下さん。あなたのペタ情報をお届けします。」とかメールが来るんですよ。いやそんな。私はただ、軽い気持ちで。あっ、ダサい名前。あっ、ちょっと呼ばないで。


 人は過去に学ぶ生き物だと言う。残念ながら私には当てはまらない。