桃色片思い
やあ、久しぶり。
変わってないね、安心した。いや、君とはそんな仲じゃないけどさ、もっと知り合えたらとか、いやいや、そんな変なこと勘ぐっちゃいやだな。少しずつね、その、仲良くなれたらね、うん。うれしいんだよね。
はは、キツいな。まあ話くらいならいいじゃない。俺、そんなに怪しいかな。ちょっと傷つくなあ。狙ってる、とか思われると、うーん、まあ間違っては、いない、かな。なんてね。いやっ忘れて忘れて。
何ていうかさ。最初は冷たい目で見られてるなあ、とか、思ってたんだよね。まあ、俺も結構タチ悪い時期あったしさ。すっげー悪い友達多かったし。伝説とか作っちゃってね。ははっ。
いやもう丸くなったよ、俺。けど冷たくあしらわれるのは多いから、慣れてるしね。でも俺、昔から、一生懸命なだけなんだけどね。昔も今も全然変わんないね、そういうのは。だからその、君も俺のこと、ただの荒れたヤツだと思ってたのかなって。
な、何だい。ちょ、ち、近くないかい。いや、俺はいいよ。大丈夫。けどその、君、いいのかい。そんなあの、体がほら、く、くっついてるけど。いやっ、変なこと。しないよ俺大丈夫。変なこと考えてないです。考えて、ナイス。なんて、うわスベったねー。何言ってんの俺さむっ。意味わかんね。
君の眼ってさ、冷たいって人もいるけどね。俺に言わせればさ、力があるって言うか。意志が強いんだなって。きっと。医者じゃないよ、医師が強いって何やねんそれ。何で急に関西弁やねん。って、はい俺またスベったー。
何ていうかさ、俺の手が君の身体にふれてるのってさ、あの、不思議な気分ていうか。だって君、最初は目が合っただけで逃げてっちゃったからさ。俺てっきり、嫌われてるのかと思って。信じてもらえたのかな、とか。うれしいよ。いやだから変な意味じゃないって。期待しちゃうぞー、いやジョークジョーク。
あ、用事。あ、そう。マジ楽しかった。また会えるかな。会えると、うれしいな。たまにでいいから。本当に好き、いやっ、楽しいんだ。会えると。その、うまく言えないな。俺ほら、口下手だから。いや口上手いとか言われるけどそんなのウソだよ。俺、照れ屋だよ。特に…や、何でもない。ごめんね、引き留めて。
その、また来ても…いや、来るから。必ずっ。
女の子相手だと5点。猫相手だと‐80点の口説き例でした。男性諸君、気の利いた会話で気になるあの子のハートをゲット!素敵な「会話力」を鍛えましょう。できれば人間相手で。
※文章どうこうより、記事タイトルにハートマーク付けるかどうか(元の曲名には付いてるのだ)で悩んだ。こんな大人になるはずではなかったのだが。

