My Name Is
ブロガーだ。今日からブロガーなのである。
申し遅れました。わたくし札幌近郊でロックバンドを騙り地方のライブイベントをときどき荒らしに来るアマチュア演奏集団「ガットハロ」のボス兼ギター兼ボーカル(仮)兼広報係の宮下です。意味もない肩書きの多さにみんなは気後れしちゃうかもしれないけど気軽にオビーと呼んでね。呼んでね、じゃないだろう。
イントロからよれよれになっているが、仕方のないことである。緊張しているのだ。他人の手のひらに人という字を書き、手首から切り落として骨を抜き、薬草入りの熱湯で茹でたのち熱した砂で乾燥させれば緊張だけでなく人間として何か大事なものも一緒にほぐれるのでそんなことはやってはいけないが、まあこのような余計なことを書き始めるほどに緊張しているのである。
バンド広報用にブログを立ち上げると楽でよい、と誰かが言った。私かもしれないが、その辺の記憶は虹のかなたの空遠くである。
何が楽か。ライブの時にぼくらこんなことをやってますよ的なチラシを配ったり楽器屋さんにあるメンボのちっちゃな紙にちまちまとボーカル募集とか書かなくてよくなるのではないかという点についてである。あと、ぶっちゃけると客を呼べるような知名度、ひいては「動員数」とやらを獲得できる、ような気がする。
さて、ここで緊張の理由である。
「人を呼べるようなこと、してるかね」
そう、私たちは自称アマチュアロックバンド。演奏できる曲はある。しかし、だ。ここまで5年ほどの活動においてライブ本数はわずか3本。やる気あんのか。いや、あんのだ。あるのだが、日常において仕事と趣味と血液型がばらっばらの人間がむりやり組んでるバンドなので、趣味と血液型は関係ないが主に仕事の日程が枷となりライブが組めない。つまりは、いい感じの周期で公表できる何物も持ち合わせていない団体なのだ。
これは困る。こんな状態でワールドワイドで人気芸能人も国内ナンバー1利用でその他もお楽しみいっぱいなアメブロに登録しちゃってよいのか。後戻りできないんじゃないかとか何もしないまま閉鎖になるんでねえかとか後ろ向きな予想がふくらみ、もう緊張で干し首でもつくってしまいそうである。作るな。とは言え初めてのライブハウスに行って
「再来週の日曜ブッキングお願い。デモ?動員?ああー、なしで」
なんて言った日にはコノ野郎冷やかしか叩き出すぞ阿呆略してKYHTAな顔で見られること請け合いだ。何とかせねばならない。してみましょうではないか、広報活動とやらを。
手始めにバンド及びメンバーを紹介する。うん、いいんじゃないか。というかそれ以外に何もないし。考えろ私。最初はグーでインパクト大な紹介を。誰もそんなこと知りたくないとか誰も見てないとか考えるな、けっぱれ私。
恵庭市漁町「音の博信堂」で鳴らしたオレ達特攻部隊は、ざわの転勤で当局に逮捕された訳でもなく、刑務所を脱走した訳でもないが地下に潜った。しかし、地下でくすぶってるようなオレ達じゃあない。日程さえ通りゃ気分次第で何でもやってのける命知らず。不可能をどうにかして(可能ではない)、巨大な悪を粉砕する(ことを夢見た少年時代もあった)、オレ達特攻楽団ガットハロ!
「俺はリーダー、宮下大佐。通称オブラート。奇襲戦法と遠回しな物言いの名人。オレのような天才戦略家でなけりゃ、百戦錬磨の怠け者どものリーダーはつとまらん」
「俺は石川。通称ハンサム。自慢のルックスに女はみんなイチコロさ。ハッタリかまして、ラッキーストーンからエケコ人形まで、なんでも揃えてみせるぜ」
「おまちどう! 俺様こそ西川、通称クレイジーパンダ。警備員としての腕は天下一品! 凡人? 暇人? だからナニ?!」
「ざわ。通称テクノ、営業スマイルの天才だ。ちょっぴり泣き虫だった昨日までの自分でもブン殴ってみせらあ。でも、ミッキーの裏声だけはカンベンな」
…何というか、KYHTAだ。断っておくが、毎回爆発したりはできない。なおさらKYHTAだ。と、ここまで書いてなにかやり遂げたような勘違いがふつふつとわいてきているので広報活動については明日また考えることにするのである。実行はそれよりまた先。ブログの更新はそのまた先。
やる気あんのか。あるってば。