おはようございます。

原発問題、政治、がん治療、いじめと自殺教育問題等々

納得いかない 隠蔽体質!!!

医療問題をズバリ斬っているのでyomiDr より抜粋。

 国はベンゾジアゼピンの常用量依存問題について、有効な対策を講じてこなかった。それどころか、今もなおベンゾのばらまきを推奨しているかのようだ。

 内閣府が展開する「睡眠キャンペーン」のインターネットサイト(http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/suimin/index.html)を見ていただきたい。このキャンペーンは、うつのサインとされる「2週間以上続く不眠」がある中年男性を、早く医療につなげて自殺を減らそうという取り組みだが、受診した精神科や心療内科の医師が、労働環境や運動不足が複雑に絡む睡眠障害に、きちんと対応できるとは限らない。睡眠薬や抗うつ薬の投薬だけで終わるケースが多く、「キャンペーン開始後、かえって自殺者が増えた」と指摘される地域もある。

 キャンペーンの有効性は日を改めて検証するとして、今回は睡眠キャンペーンサイトの文面に注目したい。「日本睡眠学会に聞く!睡眠に関するQ&A」のページを開き、「Q15 眠れないときには、市販の睡眠薬を飲めばよいのですか」の回答を読んでいただきたい。ここでは一部を抜き出してみよう。

 ベンゾジアゼピンで導かれる眠りは、自然の眠りとは質が異なることが知られている。田中さんが日本語訳をしたアシュトンマニュアルにはこう書かれている。
「ベンゾジアゼピンによってもたらされる睡眠は、最初はリフレッシュされる感覚があるかもしれませんが、正常な睡眠ではありません。ベンゾジアゼピンは夢を見る睡眠(レム睡眠)および深い睡眠(徐波睡眠)の両方を妨げます。ベンゾジアゼピンが追加的にもたらす睡眠とは主に浅い睡眠であり、ステージ2睡眠と呼ばれています。レム睡眠および徐波睡眠とは最も大切な2つの睡眠ステージであり、健康のために非常に重要です」

 国内の製薬会社が作成した資料でも、ベンゾによる睡眠は「鎮静型睡眠」(ノックアウト型)で、「自然睡眠とは質的に異なる」と書いてある。さらにこの資料では、ベンゾの有害作用として、記憶障害、運動障害、依存性、乱用性、リバウンド(服用を止めると不眠がひどくなる)などが列記されている。

 この製薬会社は、良心に基づいてこのような資料を作ったのではない。ベンゾ系以外の睡眠薬を売り込むため、ベンゾの問題点を正直に指摘しただけだ。常用量依存を起こす睡眠薬を販売する別の製薬会社が、過去に配布した患者向けパンフレットにはこう記されている。

抗不安薬・睡眠薬を続けて服用することは体に悪いと心配する人は少なくありません。しかし、医師の指示に従って正しく服用していればそのような心配はありません

そして、医師の指示通りにベンゾを飲み続けた人たちが、次々と常用量依存に陥った。  詳細は http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=61539