2002年1月24日木曜…早朝

いつものように母親が俺を起こしに部屋のドアを開けた。

と、思ったら知らないおっさん2人がドカドカと俺の部屋に入ってきた。

おっさん「警察だ。堀内だな?何で来たかわかってるな?」

参考人として呼ばれるのかな。と、思った。

刑事たちについて行くと、居間で両親が待っていた。

父は、今起きてきた様子が窺える。

父「あんたらこんなところまで来て裏はとれてるんだろうな?」

刑事「裏がとれてなきゃきませんから。」

父に自分は関係ないから大丈夫ということを伝え、刑事達と家を出た。

この時は恐怖や不安よりも、面倒なことを早く片付けたいという気持ちの方が強かった。

しかし、家を出るやいなや、刑事の態度が豹変した。

刑事「おいてめぇ、もう逃げらんねぇからな。」

少し恐怖感を覚えた。
まさか本当に疑われているとは…。

僕「は?何ですかそれ。とにかく署に行って話しましょうよ。」

この時は

警察=正義

話せばわかってくれるだろうと思ってた。

殆どの方がそう思っているように。