温存の場合 がんが取り切れてないのは想定内!? | 乳がん既往歴ありますが その他は結構ケンコーな場合

乳がん標準治療中

部分切除→放射線→ホルモン療法(TAM単独) 7カ月

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乳房内再発の確率はは外科医の腕によって数値が違うとかっていうよね。それはあるんだろうなぁとは思う。手術上手な先生なら郭清しても浮腫ないとか 腕すぐ上がるとか…。

大阪の人が手術するためだけに東京まで行ってとんぼ返りしたーってのを聞いてひぇ~スゴイ~!って思ったわ。

 

でも普通は自分の主治医(執刀医)が手術 上手かどうかなんかわからんよね。有名な先生や論文いっぱい書いてる先生が腕がいいとは限らないし。大きい病院なら主治医が執刀医とは限らないし。

もちろん有名で上手い先生もいるだろうけどね!逆に研修医でも手先が器用な人とかいるだろうなぁ。

 

 

さておきタイトルの件、次の内容を見てふと思ったという話。

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京都大学医学部付属病院放射線治療科HP

がん治療最前線⇒乳房温存療法

欧米の研究では 乳房温存手術後10年での乳房内の再発は 放射線治療を行った場合約 8%であるのに対し 行わなかった場合約25%に達することが知られている

我が国でも厚生省小山班の研究では 放射線治療を行わなかった場合、乳房内の再発が増えることが示されている。我が国では手術標本を顕微鏡で調べて がんがすべて取りきれていた場合 放射線治療を行わない施設もありますが、乳がんは一つの乳房内に多発したり 乳管を伝って網の目のように拡がってゆく場合があり 手術で取りきれたかどうかの判断が難しい場合が多いのです

以上のような事実をふまえて京都大学では現在浸潤がんの全例で放射線治療を行っています。

 
ナグモクリニックHP
↑ごぼう茶の先生だよ~
局所再発率⇒術後20年間の乳房温存術の局所再発率は 放射線療法を受けなかった場合には39% 受けた場合には14%でした(信頼度 1)。乳房全摘術の局所再発率は 2%以下です。
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これを見て何を思ったか。もちろん全摘と温存ってこのくらいの差があるんや~とかまず思うよね。で、そのあと ふと思ったんよ。
 
温存手術後、放射線をしなかった場合のところ。温存で放射線しなかったら 25%~39%が再発という数字。誰が見ても結構な数字じゃない?
 
でも 温存手術+放射線は 全摘したのと生存率は同じというよね。先生方がよく言う「局所再発したら また切ったらいい」ってやつ。
これまだスッキリ納得してない点があるんだな~。≪局所再発した後の全摘≫と≪はじめから全摘≫の生存率は違うよね?まぁ、私の温存で追加切除なしってのは賭けに出たってのが あるけどね。
 
 
今回 言いたかったことは つまり 温存(部分切除)する限りは 残ってるのは想定内なんじゃない?もっと言い方変えれば 残ってても当たり前~なんじゃない?
そもそも全摘しかない時代に 温存やってみて「温存に放射線してみたら最初から全摘と生存率一緒だったぜ?温存でもいけるんじゃね?」ってかんじで 始まったんだろうか…。←妄想
 
温存を選んだ限り 取り切れたかとか残ってるかも~とかっていう心配は いらないかな。残ってるんやろ、たぶん。それを放射線してザックリやっつけて敵を 3分の1に減らし さらにまだ残ってるかもというものに対して薬の飲んで抑えてるってことで。
まぁ薬物療法っていうのは 全身のどこかに飛んで行ったタンポポの種の発芽を抑えることがメインなんだろうけど。でもそれも病理があってて タモ効いてる場合の話しやけどなー。
 
けどさぁ タモの効果は10年飲むと10数年あるというけれど、その後は?抑えなくなったら芽でてくるんちゃうん~( ̄◇ ̄;) 
10年後はまた違う風が吹いてるか…

がんの再発転移に関しては がん幹細胞とか リンパ球の免疫とか薬の耐性とかその他いろいろ関係あると思うので、ここではあくまで三大治療だけでの話としました。