Don’t want anything but you -73ページ目

Don’t want anything but you

got7の2jae中心の小説サイトです
最近はマクギョムにも手を出し始めました←
注意点などは「初めに」に書いてありますので
そちらに目を通していただければ幸いです




2人きりになり、練習が始まると部屋にはBounceが流れ始める

「ヒョン、そこ違いますよ」

練習が始まると、一気に目の色が変わるジニョン
それはメンバーの誰に対しても言えることではあるが、ジニョンは特にそうだ

「あぁ、ごめん」

何で今日はこんなに間違える?
本番が近いのに……

練習に夢中になっているうちにいつの間にか夜中になっていた

「ヒョン、もうそろそろ宿舎に帰りましょう?
 
 まだ練習時間はありますし」

ジニョンはいつもの笑顔で言った

「……あぁ」

「ねぇジェボムヒョン?」

荷物をまとめたジニョンはこっちに来る

「ん、何?」

何だか嫌な予感がする

「……何で、ヨンジェなんですか?」

今まで焦点の合っていなかった目がまっすぐに俺の方へと向けられている
少し口元は笑っているけど、目が完全に笑っていない

「またその話?だからあれは……」

「言い訳しないで ちゃんと答えてください」

壁に詰め寄られて逃げ場を失くされる

「何でそんな事言うんだ?お前に俺の気持ちが分かるのか?」

俺はそのジニョンの行動が理解できなかった
ただ、俺がヨンジェの事を好きなのを知って楽しんでいるように見えるから

「分かるって言ったら、ヒョンはどうします?」

「もう俺で遊ぶのはやめろ」

ふふ、とジニョンは笑うと こう言った

「僕、分かりますよ ……ヒョンの気持ち」

「だから……!」

反論しかけた瞬間、ジニョンの唇が俺の唇に押し当てられる
突然の出来事に、頭がついてこれていない
……俺、ジニョンとキスしてる?
ジニョンはゆっくりと唇を離すと

「……だって、ジェボムヒョンが好きだから」

俺をまっすぐに見つめて言った
……ジニョンは本気で言ってるんだ

「本気か?」

分かっていたけど、その事実を信じたくないのか 確認をしてしまう

「冗談で男とキスなんかしませんよ」

少し苦笑してジニョンは言う

「……」

「ヒョンがヨンジェに告白したら、ヨンジェもこうなりますよ」

今さっきのキスなんて、何ともなかったように冷静なジニョン
言っている意味が全く分からない

「どういう意味だよ」

そんなジニョンのペースに巻き込まれている自分がいる

「だから、今 男の僕に告白されて、ジェボムヒョンは困ってる……そうですよね?だから、ヒョンが告白すれば、ヨンジェも今ジェボムヒョンが思ってる気持ちを味わう、って事ですよ」

今の俺の気持ちをヨンジェが味わう……?
今、俺は何を思ってる?よく頭が回らない

ジニョンに好きだと言われ、ただただ困惑して
今までの関係には戻れないのか?なんて考えたり……男に好きだと言われて、少しばかり嫌悪感すら抱いている。ジニョンの事は好きなのに、「好き」の意味が違うがために、こんな気持ちになってしまっている

あぁ、俺が言ってしまったら アイツをこんな気持ちにさせるんだな
全部分かってたつもりだったけど改めて
その現実を突きつけられると結構キツイな

「ハハ、やっと理解できましたか?」

「ジニョン……」

俺は、これからどうしたらいい?
お前の事も、ヨンジェの事も。俺には何一つ分かることなんてありやしない
お前は、本当に俺が好きなんだろ?
俺はお前に何をすればいい?何を伝えればいい?

「僕は、大丈夫ですよ? 全部分かってますから」

また、意味深なことを言う
お前は何を知ってる?何を分かってるんだ?

「さ、もう行きましょうよ ……あ~あ、もうこんな時間だ」

今さっきの告白なんてなかったみたいにまた普通に喋りだしたジニョン

……俺はお前に何がしてあげられる?