Don’t want anything but you -71ページ目

Don’t want anything but you

got7の2jae中心の小説サイトです
最近はマクギョムにも手を出し始めました←
注意点などは「初めに」に書いてありますので
そちらに目を通していただければ幸いです




無気力な毎日を過ごし始めて何日が経っただろう
ある日の夜、事は起こった

「ねぇ、ヒョン?」

ヨンジェは俺を上目づかいで見つめた
そんな目で見るなってば

「もう寝るぞ」

いつものように流そうとしたその時

「ヒョンってば!」

ヨンジェは今までに見たことのないような剣幕で俺に怒鳴った
いつも怒らないヨンジェが年上の俺に怒るだなんて、考えたことすらなかった

「なんだよ」

少したじろぎながら返事をする

「ヒョン、最近大丈夫なんですか?何か最近ずっとおかしいですよ仕事はちゃんとこなしてるけど、普段がすごく無気力というか……
それに僕とも ろくに喋ってくれないし」

マークヒョンと同じようなことをヨンジェも言うんだな。おかしいのは、誰のせいでだと思う?

「僕ヒョンのためにできる事なら、何でも……」

「なぁ、」

「はい?」

「なぁヨンジェ」

もう、全部壊れてしまえ

「お前はそうやって俺のためなら何でもするとか言うけど、本当に何でもしてくれるの?」

「はい」

迷いなく即答したヨンジェ

「じゃあさ……キスとかも、俺がしてって言ったらしてくれるわけ?」

もう、全部終われ

俺は力づくでヨンジェを押し倒し腕を固定した

「ヒ、ヒョ…」

そしてそのまま抵抗するヨンジェを抑えて強引にキスをする
ヨンジェは小さな拳で俺の胸を殴るけど全然痛くないし、抵抗もしているけど、筋肉質でガタイもデカい俺と小さなヨンジェでは力の差がある

「ん…」

その勢いでヨンジェのパジャマをめくりあげ素肌に指を滑らせる。すると、微かにヨンジェが震えていることに気が付いた

まだ少しだけ残っていた理性が俺の手を止めさせた

その途端にガリッと噛まれた唇
ヨンジェから唇を離すと微かに血の味がした
ヨンジェは今にも泣きそうな目でこっちを見つめている

もう、終わったな

「ごめんな、悪い」

そう言って俺は寝室を出た
暗いリビングの中で電気もつけず俺はただイスに座っていた

ボーっとしていると寝室から聞こえる嗚咽の音
アイツ、泣いてるんだ

自分のせいだけど、
お前の泣いてる声なんて聞きたくないよ

耐えきれなくなった俺はベランダに出た
冷たい風が俺の体に突き刺さって行く

いっその事、全てを壊したかった 
解放されたかったんだ
……でも、やっぱりできなかった
中途半端に残っていた理性と優しさが俺を邪魔した。何でこう全部上手くいかないんだよ

突然ベランダには雨が降りこみだす
地面にできていた小さな水滴の痕は、雨が滲んで消していった
こういう時、映画とかドラマだったら
「俺の心みたいだ」ってよく言うけど
これは俺の心なんかじゃないよ 

……これはきっとヨンジェの心だ