Awkward boys 5 | Don’t want anything but you

Don’t want anything but you

got7の2jae中心の小説サイトです
最近はマクギョムにも手を出し始めました←
注意点などは「初めに」に書いてありますので
そちらに目を通していただければ幸いです




宿舎に帰り、素早くシャワーを済ませると俺は寝室に向かった
俺の頭はジニョンのことでいっぱいだった

「あぁ、ジェボムヒョン……お帰りなさい」

少し眠たそうに、ヨンジェは目をこする
いつもだったら寝ているこの時間に、ヨンジェが起きていた

「ヨンジェ、起きてたのか? 先に寝ててよかったのに」

口ではそう言ってるけど、本当はすごく嬉しいよ

「はい、何だか一人じゃ寝れないって言うのもあって……それに やっぱりヒョンと一緒に寝る方が落ち着くし、好きなんです」

ヨンジェはニッコリと笑った
どうしてもヨンジェに対する愛しさが芽生えてしまう。しかしその途端に、ジニョンの言っていた言葉を思い出す。あぁ、俺は……俺は……

「どうしたんですか?ヒョン、ほら」

ヨンジェは俺の手を引いて布団の上に座らせた
ヨンジェに触れられた部分が徐々に熱くなっていくのが分かる

もう限界だよ、全部全部……

「もう寝ましょうよ~、あれ、ヒョン……?」

ヨンジェは握っていた手を離した
視界がぼやけていてヨンジェの表情は読み取れない

「何で……泣いてるんですか?」

そんな綺麗な目に、こんなに醜い俺を映すな

「……」

俺はその問いに答えなかった
いや、答えられなかったと言った方が正解だろう

「ヒョン……?」

「もう寝ろ、おやすみ」

それだけを伝えて俺は部屋の電気を消した
今はただ、辛かった

今日は俺がヨンジェに背を向けて寝た
いつもだったらぎゅうぎゅうになって温かいはずの布団が心なしか冷たく感じた

ヨンジェが寝静まったのを見計らって俺はもう一度ヨンジェの方に向き直る
綺麗なその金髪に指を滑らせるとヨンジェは少し微笑んだ

「お前が好きだよ」

届くことのない気持ちを、こうしてお前が寝ている間に言うよ
卑怯だろ?でも、これぐらいは許してくれ

「何でそんなに可愛いんだよ」

なぁ、ヨンジェ?
俺、お前が好きで好きでたまらないよ

「好きなんだよ……」

またいつの間にか頬を伝っている涙
こんな感情いっその事無くなってしまえばいいのに



次の日も早く目が覚めたが、
俺が起きてすぐにリビングに行くことは無かった

みんなの声が聞こえだしたころに、俺もリビングに向かう
やっぱり最後に起きて来たのは、ヨンジェだった

「あぁ~……おはようございます、ヒョン」

口元に涎の痕がついているヨンジェ
そんなお前すら、俺にとっては愛しいよ

「おはよ」

思った事とは裏腹に少し素っ気なく挨拶を返した

「あ、ジェボムヒョン昨日……」

「マークヒョン、あの……」

ヨンジェの話を遮る様に、マークヒョンに話しかける。お前と話してると、おかしくなりそうで胸が苦しくなるんだ。ごめんな、ヨンジェ
お前は何も悪くないよ 俺が全部悪いんだ

ヨンジェは不思議そうに首をかしげると
顔を洗うためにか、洗面所に向かって行った


それから、ヨンジェとの会話はほぼ無くなり
……というか、自分からヨンジェを避けるようになった。それにジニョンとも練習以外の話はしなくなっていた

練習から帰り、みんなが寝始めた頃 
まだ俺とマークヒョンはリビングにいた
俺は眠れなかったからテレビでも見ようと思って、リビングに来ただけだった
でもマークヒョンが何故今この時間に起きているのかは謎だ

「……なぁ、ジェボム 最近のお前なんか変だぞ?ほら、そこ座りな」

唐突に話を切り出したマークヒョン
……それを話すために、起きてたんだな

マークヒョンは2人分のココアを持ってイスに座り、向かい側のイスを指さした

「そうですか?いつもと変わらないと思いますけど」

俺は指された席に座って冷静に言う
マークヒョンは何も言わずにココアを俺にさしだすと、自分のココアをフーフーと冷まして 一口だけ飲んだ

「ん、甘すぎるかも」

と一言呟く

「ジェボムも飲んでみなよ」

そう勧められて一口飲んでみる
うん、確かに甘い

「確かに甘いですね」

俺が一言感想を述べると、マークヒョンはテーブルに頬杖を突き
ココアをスプーンでかき混ぜた

「だよなー……」

下唇を突き出してココアをかき混ぜ続けるマークヒョン。何秒か経つと、その手を止めてマークヒョンは言った

「なぁ、ジェボム?言いたくないなら俺は深くは聞かない。ただ、お前のことを心配してくれてる人がいっぱい居る事は忘れたらダメだからな」

その言葉が、なぜか深く心に突き刺さる

「最近、ヨンジェが ずーっと言ってるぞ?
『ジェボムヒョンの元気がない』って。すごく心配してるみたいだけど」

一気に胸が苦しくなる
呼吸をする事さえ難しくなるぐらいに

「そう……なんですか?」

「うん」

マークヒョンのマグカップを見ると、もう中身は空っぽだった。ヒョンはシンクにマグカップを置くと、少し荒々しく俺の頭を撫でた

「無理はしすぎるなよ」

ヒョンは少し微笑むと寝室に戻って行った

俺の心配なんかしなくていいのに……みんなの優しさが辛い。本当はすごく嬉しいことのはずだけど、今の俺にとっては毒でしかないよ

今さっき注がれたばかりのココアは
いつの間にか冷め切っていた