Fエリアのコミュニティ放送局「ラジオエフ」で情報流し始めてもうすぐ50回だそうです。
(小松Dから聞いた)
ということで、文字として残しておきたい話など、
過去の台本を少しづつアップしていきますね。
・こんにちは、シギスズキです。本日の「エフのチカラ」
タウンマネージメント吉原の水谷様をゲストにお送りします。
・水谷様、こんにちは。
自己紹介をお願いしていいですか?
〇水谷(自己紹介)
・今日は2月の1日ということで、ここ吉原商店街では
「一の市」が盛大に行われています。みなさん来てください!
・・・という風に始めたかったのですが、
残念なことに今月は中止だそうです。
みなみ旅館の「厚焼き卵」、毎月楽しみにしてるんだけど、ほんとうに残念。
・水谷さん、「この一の市ってどういうきっかけで始められたんですか?」
〇水谷(一の市の説明)
・まちづくり団体って、なんですか?商店街振興組合とはどういう関係?
〇水谷(まちづくり団体の解説)
・なんか、独自のプレミアム商品券の販売を始めたって聞いたんですけど?
〇水谷(吉原商店街エコ商品券の販売についてお知らせ)
・実は、今日は誰を呼ぶか悩んだんですよ。
僕も元々南町生まれなんで、
さっき言ったみなみ旅館さんとか呼ぼうかとも思ったんだけど、
たぶん、おっさん二人で阪神タイガースの話をして終わっちゃう。
良かった。
きれいな人が来てくれて・・・
本日のゲストは、富士つけナポリタン大志館 ☆まちづくり団体タウンマネージメント吉原 ☆まちの駅「吉原小宿」の水谷利江子さんでした。
(以下エンディング BGMは結花乃さんのSHIPPO)
僕は吉原の南町の生まれです。うちは吉原体育館のすぐ裏にありました。
そして南町の提灯屋台を曳いて育ちました。
50年前に比べれば、吉原商店街、ほんとうに寂しくなりましたね。
今日は、そんな街に活気を取り戻そうと取り組んでいる方にお話を伺いました。
商店街再生の成功事例について、少しだけお話ししたいと思います。
2012年の9月に、法政の坂本光司教授に連れられて、ゼミ合宿に行きました。
その時お会いしたのが、高松丸亀商店街振興組合の古川理事長です。
ここの取組、成功事例はストンと腑に落ちました。
要するに「所有者と使用者を分離する」という手法で、商店街全体をひとつのショッピングセンターとして見立てています。
細かいことを言えば、デザインコードを統一したり、商店を再配置したり。
実はこの事例を手がけたという触れ込みで全国を講演して歩いている方のあまり芳しくない噂を聞いていましたので、
古川さんの
「これは成功ではありません。これから成功していくのです」
という言葉には説得力がありました。
「全国の失敗事例でわかるように、 都市再開発法の『原則型』を適用し、反対者を排除すれば、あっという間に地域コミュニティが崩壊します」と古川さんは仰います。
「再開発法第110条『全員同意型』が必要なのは、所有者と使用者を明確に分離させても、コミュニティはその後何十年も残るからです」
特に「商店街の発展を阻害しているのは、実は商店主自身なのです」
という言葉には目からウロコが落ちました。
厳しい言い方に聞こえますが、「定借権契約が切れる50年後にも地域コミュニティはしっかり残っているはずだ」そういう自信に裏打ちされた発言だと解れば納得です。
では何故、丸亀商店街では「所有と使用の分離」が出来たのか。
答えは、江戸時代から続く大きなお祭りがあったからだそうです。
地域の行事を大切にしてきたおかげで、イザとなったら一つにまとまれる、自分の住んでいるまちの歴史を誇りに思うからこそ、3年で『全員同意』が取り付けられた・・・種を明かせばそういうことだったのです。
吉原商店街にも「祇園祭」という長い伝統に裏打ちされたお祭りがあります。
全員合意による「所有と使用の分離」ぜひ参考にしていただければと思います。
それでは今日はこのへんで。