船宿寺の御朱印。
読み方はセンシュクジ。
関西花の寺第22番札所で、ツツジの花のお寺です。
だから通称「ツツジ寺」。
山門。
船宿寺は當麻寺から高野山にかけての街道である「高野街道」の途中にあります。
この辺りの地名は「船路」。
街道の宿場町であることから、お寺の名前も「船宿寺」になったようです。
石碑。
船宿寺の山号は醫王山(医王山)。
開基は行基によるものとされています。
ツツジの花はまだあまり咲いていませんでした。
やはりまだ時期が少し早かったようですね。
4月下旬と言えど、奈良県南部だからまだまだツツジにとっては寒いようです。
本堂。
御本尊は薬師如来様。
かつて行基がこの葛城の地を訪れた時、夢枕に老人が現れたそうです。
その老人が「ここから東の山に船の形をした石があるから、その上に薬師如来を祀るように。」とお告げをしたそうです。
そして行基はその船形の石を探し、そこに庵を建て薬師如来を祀りました。
芝桜。
この色の芝桜を見ると子供の頃を思い出します。
昔は母が庭の手入れをしていましたから母の好きな花ばかりで、ほとんどピンクや赤の系統の色の花が植えられていました。
特にこの色の芝桜が一面に広がっていて綺麗だったものです。
ツツジの花が咲いていました。
船宿寺の境内一面がツツジの花で埋め尽くされるイメージを持っていたので、まだ一部しか咲いていないツツジの花に少し残念に思いましたが、住職さんが仰るには品種によって咲く時期が違うようです。
ツツジが満開に咲く頃にはきっとこの辺りはツツジの小道になるんでしょうね。
小さな門。
住職さんが教えてくださったお花が咲いている庭に通じる門なのですが、そのせっかく教えていただいたお花の名前を忘れてしまいました。
すみません。
おそらくこの白い花の木が住職さんに教えていただいたお花だと思います。
この小さなお庭の中で満開の花というとこの花でしたから。
またいつかツツジの花が満開の頃に訪れたいものです。
場所:奈良県御所市五百家484
最寄駅:JR和山線御所駅・近鉄御所線近鉄御所駅
参考)お多福豆のブログ:高鴨神社の御朱印
船宿寺の西側に「高鴨神社」があります。
また、これも同じく船宿寺の西側に「かもきみの湯」というのがありました。
かつて高野街道の「船路」と呼ばれたこの地で、のんびり湯船につかるというのもまた一興ですね。