笠覆寺の御朱印 | お多福豆のブログ-御朱印巡りと花の旅-

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寺社巡りの旅をするお多福豆一行。
津々浦々、風に吹かれるかの如く気の向くままに。
旅の思い出を綴りました。
寺社巡り・御朱印・季節の花々・お土産・郷土料理・・・etc。
更新は不定期ですが、よろしくお願いいたします。

 
笠覆寺の御朱印。
読み方はリュウフクジ。
通称、笠寺・笠寺観音。
尾張三十三観音霊場第3番札所です。


本笠寺駅から笠寺を目指します。
レトロな商店街が並んでいる風景が良い感じでした。


12月初旬のある日。
快晴の青空に黄色い銀杏の木が映えて綺麗でした。


銀杏の葉が舞い散る路上にあった東海道を示すプレート。
今は銀杏のの並木が続くこの笠寺付近は、昔は松原があったのでしょうか。



笠寺が見えて来ました。


笠寺名物6の市。
6日・16日・26日に市があるようですね。
友人曰くこういうところの市は掘り出し物があって面白いそうです。


笠寺は名古屋十名所のひとつだそうです。
名古屋十名所とは大正時代に新愛知新聞社(現、中日新聞社)が選定した名古屋の10ヶ所の名所です。
熱田神宮・名古屋城・笠寺観音・闇ノ森(クラガリノモリ)・榎ノ権現(エノキノゴンゲン)・櫻田勝景(サクラダショウケイ)・圓頓寺・久屋金刀比羅・山田元大将之社・天理教々務支庁の10ヶ所が選ばれました。


本堂。
御本尊は十一面観音様。


玉照姫・兼平公御夫妻が祀られています。


玉照姫の物語。
玉照姫は鳴海にある長者の家に仕えていたひとりの娘でした。
とても美しい娘さんだったようです。
しかし長者は人使いが荒く、玉照姫を妬んでいたためこき使われていたようです。
ある雨の日、玉照姫はずぶ濡れになった観音様を見てあわれに思い自分が被っていた笠を観音様に被せました。
その後ある日、中将藤原兼平が下向の折に鳴海の長者の家に泊まった時に玉照姫を見初めました。
心優しい玉照姫は兼平公と結ばれ幸せになりました。
めでたしめでたし。
まるで笠地蔵とシンデレラのお伽話を混ぜたような話ですね。
私の心など朽ちていくばかりですが、こういう心温まるストーリーを読むと優しさって大切だと思います。



昔の笠寺付近の風景が描かれたもの。



山門。
本笠寺駅から歩いて御参りに行ったため、最初入った入口は通用門だったようです。
こちらが正式な入口。
立派な楼門でした。





笠覆寺のホームページ

場所:愛知県名古屋市

最寄駅:名鉄名古屋本線本笠寺駅・JR東海道本線笠寺駅。
どちらも「笠寺」の名の付く駅ですが、名鉄の駅の方が徒歩圏内なので行きやすいと思います。
JRの駅からだと距離があるため少々しんどいと思われますので、健脚向けのウォーキングと言ったところでしょうか。