分子標的薬タグリッソ服薬開始から2年と4ヶ月余り。以後3か月毎のCTによる観察。
今回の検査でも異常なくクリア。
また3か月間の命が更新されることとなりました。
自分が10代の頃は永遠の命を授かったのだと感じ、いつまでも生き続けるものだと信じていました。
そして今73歳と8ヶ月。
3か月毎の検査の結果を聞きに行く時、再び寿命が更新されるのか、あるいは更新がされずに止まってしまうのか。
そんなことを考えると、命は有限であることを感じさせられるのです。
肺がんという悪条件がなくとも、そう遠くない未来に自分の命は尽きてしまうであろうことを想像する今日ですが、時に神社などを散歩していると、たいした風もないのに木々が大きく揺れたりつむじ風が起きたりした時、あるいはお寺の畳の上を歩いていると自分の重みで畳がキュッキュッっときしむのを聞いたりすると、自分の命の重さを感じます。