
「きゃはははは~きゃ~」
静粛な闇を切り裂いたのは母の高笑い!「な~に~?」町娘が起きた。それでも母は、お腹を押さえて笑ってる。すると、母は寝ている父の頬を振りかぶって叩いた。父は「何事じゃ!」と飛び起きる。すると母は
「いま、夢の中でサッカーグラウンドの芝にいるんだけど、ルーニー(サッカー選手、イングランド代表)に会った。ルーニーが私に近づいてきて、芝刈り機で芝を刈ってみせてくれたのよ。ウィ~ン、ウィ~って。その芝刈り機は、逆さになっている父じゃない!あんたのイビキは芝刈り機の音そっくりだったのよ!」
父は唖然として目をこすっています。そして笑い声がつづく。町娘は、憮然として布団に入る。父も
「幸せな奴だな。夢と現実がわからんやつじゃ。でも、わしの喉と鼻が、ちょっと乾いちょる」
と言い残して布団に入った。その後も母の高笑いはしばらく闇を切り裂いておった。
おどろおどろしい夜じゃっ!