二つの椅子
人は、年功序列というものに対し、色々な考えがあると思う。
年功序列に否定的であったとしても、上司や雇い主に対しての、気の使い方、言葉遣いというものがあるはずだ。
がしかし、山田君(仮名)ならやってくれますよ!!
仕事場のコンビニには、バックルームというものがある。
荷物置き場や、在庫などがある、要は事務所兼倉庫である。
私が、お昼休憩というものをしていると、13時出勤の山田君(仮)がやってきた。
そこには、休憩机用の椅子が一つ。これには、私が座っている。
もう一つ、発注や色々な業務をする為のPCと、その椅子があり、そこには誰も座っていなかった。
ただ、この椅子は、オーナーが居る時は、発注や作業の関係で、オーナーが座る。と
暗黙の了解。があり、皆理解していた。
しかし、山田君(仮名)は、平気でその椅子に座り込んだ。
すると、しばらくしてオーナーが戻ってくると、案の定突っ込まれた。
ユーモアを含んだ風に、冗談ぽく「お前、そこは俺の席じゃw」と、オーナーは言う。
すると、山田君(仮名)はこう言った。
「ww言われると思いましたww」
心の中で、じゃあ座るなよ。と私が突っ込んだと同時に
「じゃあ座るなよ!w」とオーナーが言う。 うむ、至極当然。
ここは、山田君(仮名)一つ斜め上を行く男。これでは終わらなかった。
それを言われた後、彼は完全に素の顔になり、素敵な発言をするのです。
「じゃあ、僕はどこに座ればいいんですか?」と。
一瞬の間の後
「なんでわしが考えなあかんねんwジュースの箱でも出して座ったらいいがな」とオーナーが突っ込む
山田君(仮名)は、「ジュース・・・」とつぶやき、ひきつった顔での愛想笑。。。
自分の都合しか考えないとはこの事。。。