こんにちは。
ゴスペルデリバラーのYunです。
僕は発達障害がある妻と結婚して丁度10年になります。
出会ったのは東京で、出会ってすぐ僕が地方に移住したので、最初から遠距離でお付き合いをしていました。
メールは毎日、といっても朝昼晩の3回くらい、電話は2日おきとか、僕もあまりマメな方ではなかったのでそんな感じでした。
幸い毎月出張で東京に行っていたので月に一度は会うことができました。
その頃はなんか
「不思議なことを言う子だなぁ」
とか
「天真爛漫な子だなぁ」
と思う程度でした。
確かに素直でとても可愛らしい子です。
そんなこんなで1年半の遠距離を経て結婚。
妻は僕が住むまちに来てくれました。
それから初めて一緒に暮らし始めたのですが、
「あれ?結構ズボラな子?」
と思うくらい、脱いだ服はそのままだったり、
かなりマイペースだったり。
僕も細かいことはそんなに気にしないので良かったのですが。
そして、発達障害がわかったのは結婚3年目でした。
妻が毎日のように仕事の悩みを話してきて、それは
「上司の指示がちゃんと理解できず、理解したと思っても周りと違う。いつも混乱してしまう。」
というものでした。
そして、毎日よく聞いていると
「結局同じことで悩んで無いか?」
と気づきました。
僕は職場で既に発達障害のスタッフがいたり、
若者の自立支援に少し関わりがあったので、
発達障害がどんなものかなんとなくはわかってました。
そして、妻と一緒にまずは「働らくこと」についての相談に行くことにしました。
そこで就労支援をやっている福祉法人に繋がったのですが、定期的に相談をしているうちに、発達障害支援センターの方が同席するようになりました。
そこで僕は
「あ、やっぱりそうなのかな?」
と気づきました。
福祉法人の方からも
「傾向が見られる」
と言われ、どうするか考えた末、本人にも伝えました。
それを聞いた妻は
「そうなんだ!?なんかちょっと安心した」
と言いました。
今まで、仕事や人間関係上手くいかないことが多く、それは全部自分がダメなんだと思っていたけど、発達障害からくるものだとわかって安心したようです。
それから我々夫婦の発達障害と向き合う日々が始まりました。
僕が発達障害について事前になんとなく知っていたと言うこともあるとは思いますが、大切なのは
「気づくこと」
だと思います。
「なんか色々上手くいってないな?」
とか
「同じ事で悩んでいる」
「同じ失敗を繰り返している」
という事に気づくのがポイントだと思います。
うちの場合、家では
「消さない、閉めない、片付けない」
がデフォルトです(笑)
もし「あれ?」と思ったらご自身だけで抱え込まず、まずは専門機関に一度相談することをおすすめします。当事者だけではなく家族からの相談も受けてくれます。僕は相談して凄く救われました。
全ての都道府県に支援センターがあります。
大抵県庁所在地や主な都市部にあるのですが、そこから近隣の支援団体を紹介してもらえます。
あとは就労支援を行なっている団体に相談にいくのも良いと思います。
是非参加にしてみて下さい。