天風晴雄です。ようやく台風27号が過ぎ去って、
さわやかな秋晴れと各地の紅葉が見頃の季節に♪
しかし今年は、猛暑や竜巻や相次ぐ台風により、
各地で甚大な被害が出ました。台風26号の豪雨で
大規模な土石流が発生し被害の出た伊豆大島では
30日現在死者33人、行方不明9人となっています。
また30日、大阪府は南海トラフ巨大地震による
被害想定を発表し、最悪の場合、死者は国の想定
を遥かに上回る驚愕の13万人余りに上るとしました!
これは国の想定の何と13倍にもなります。(ノ゚ο゚)ノ
東日本大震災の惨事を見るまでもなく、多くの人や
町ごと飲み込んでしまう、大津波を伴う巨大地震に
大阪府民は一体どう対処すれば良いのか?(/_;)/~~
⇒被害想定「13万人」の衝撃…津波への危機感にギャップ
しかしながら地震直後に全員が避難し始めた場合
死者は8806人と、大幅に減るとしています。また
大阪府内の家屋の全壊は17万9153棟だそうです。
凄まじい被害想定ですが国の想定基準とこれほど
違うというのは大問題です。国の対策が必要です。
いずれにせよ、地震が起きてからどれほどの時間
で津波が来るかというのが生死の分かれ道です。
もし数分で来るようなら、避難は極めて困難です!
また26日アウターライズ地震が福島県沖で起きて
津波注意報が出されました。震度は4と大きくは
なかったのに40cmの津波を観測したそうです。
⇒今年は「アウターライズ地震」にも注意が必要!
アウターライズ地震というのは陸から遠く離れた
場所で起きるため、沿岸の揺れは小さいのですが
地震の規模が大きい時は巨大な津波が起きます!
先日は福島の人などは、揺れが強くなかったので
津波は来ないだろうと思っていた方が大半のようです。
しかしこれが大きな落とし穴!もし起きた地震が
アウターライズの場合は、津波はないと安心して
その結果逃げ遅れてしまう危険が大きいのです!
1933年発生の昭和三陸地震では震度は5でしたが
10メートル以上の巨大な津波が発生し、死者1522人
行方不明者1542人もの甚大な被害を出しました。
波というものは押し波より引き波の方が力が強く、
この強い引き波のため多くの人や家屋が沖に流され
そのため行方不明者が多かったのだそうです。(´□`。)
ですので起きた地震の揺れが小さくても津波警報
は決して見逃さない事が命を守るのに大切です。
地震がアウターライズかどうかの判断の目安は、
揺れの時間の長さだそうで、これが特に長い時は
アウターライズ地震である可能性が高いそうです。