天風晴雄です。ドイツでは完全に脱原発の方針
を閣議で決定しました。しかしながら本当にこれで
国の全産業を支える電力が賄えるのか不安視する
声もあるのも現実です。その点では日本も同じ。
そこで太陽発電や風力発電が注目を浴びています。
さらに、注目されているのが「地熱発電」です。
地中熱を使った冷暖房システムも要注目です。
★地中熱ヒートポンプとは?↓
http://ameblo.jp/gosoryu/entry-10902619355.html
今回、環境に配慮した地熱発電所の実現を目指し、
斜め掘りによる地熱資源開発が計画されています。
この地熱発電は日本は火山国ということもあって大変
豊かな地熱資源があります。しかし、日本は地熱資源の
全体の約8割が国立公園など自然公園に存在するとされ
そのため環境省により開発が厳しく制限されていました。
しかし政府は10年6月景観に配慮した開発を認めるよう
規制を緩和しました。そこで登場したのが斜め掘りです。
これなら国立公園の景観を損なわず掘削出来るのです。
この斜め掘りは地表の自然景観に配慮しているとして、
環境省も許可に動き始めました。(^∇^)
たとえば東北電力が秋田県湯沢市の上の岱(たい)
地熱発電所で同様の許可を取得しています。今回は
三菱マテリアルと東北電力が地中を斜めに掘る技術を
利用して、国立公園の直下にある地熱エネルギーを使う
発電を計画していることが11日、分かったのです。(^-^)/
それによると三菱マテリアルは7月十和田八幡平
国立公園から0.5キロ離れた澄川地熱発電所
(秋田県鹿角市)から掘削を開始し、地下2.4キロの地点
まで井戸を斜めに掘り進め年内に約0.5万キロワット分の
蒸気が生産できるそうです。なおこの蒸気を利用した
発電は東北電力が行う予定です。(^O^) 同発電所は
現在約3.5万キロワット分の発電能力を持ち、ほぼ真下の
地熱資源を利用していますが、国立公園の直下の方が
より高温で発電に適した蒸気が得られるそうです。
経済産業省などによると、日本はインドネシア米国に次ぐ
何と世界3位の「地熱資源国」だそうで、
原発約20基分にあたる推定2000万キロワット超の
豊かな地熱資源があるそうです。(ノ゚ο゚)ノ
しかし、原子力発電や火力発電に比べて
コストがかかるとして、現在はわずか54万キロワット分
しか活用されていません。(ノ_・。)
ですから全国の自然公園にある資源を
うまく有効活用できれば、規模拡大による
コスト低減も期待できます。(・∀・) ただ地熱発電は、
温泉事業への悪影響を懸念する声があり、
地元の十分な理解を得ながら、
慎重に開発を進める必要があるそうです。
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