1月25日午前3時9分

ふたつ下の妹が亡くなりました。



金曜日の夕方に「倒れた」と父親からメールが入り

何が何だかよく分からないまま

救急搬送先の病院へ・・・。


集中治療室に横たわる妹は

意識がありませんでした。



「なんで?」

と、いう思いしかありませんでした。

病院の控室にて、倒れるまでのいきさつ等を

妹の旦那さんから聞きました。


医師より説明があり、

足に出来た血栓が肺の血管で詰まった結果

心拍停止になってしまい

その状態が5分以上続いてしまったため

脳に酸素がいかなくなってしまい

低酸素脳症に・・・。

ダメージを負った脳は、腫れてしまうのです。

怪我をした時、腕や足が腫れるように。

そして、脳のダメージは修復されることがない。

もう、妹の意識が戻ることはないのでした。


頭蓋骨という限られた広さの中で

脳が腫れてしまうということは

いずれ、身体の機能を司る、脳幹を傷つけてしまう。

イコール心拍・呼吸が止まってしまうとのことでした。


そして、大きな決断を下さねばなりませんでした。

延命治療 を「する」 か 「しない」 かです。


いろいろ悩んだと思います。


結果は 「しない」 でした。

安らかに逝かせてあげたい。

それが、妹の旦那さんの願いでした。

母の死が、悲しく残酷な形で子どもたちの心に残らないように・・・。

私たちもそれでいいと思いました。


土曜日の10時頃、脳ヘルニアにより

朝までもたないだろうとの、医師の言葉。


普段は、あまり連絡もとらず

1年に1度会うか会わないかくらいだった妹と

最後の時を過ごしました。

集中治療室で、モニターに表示される

心拍や血圧がだんだん低くなっていくのを

妹の手を握ってずっと最後まで見守りました。



今でも、まだ信じられません。

まだ、嫁ぎ先の田舎で元気にしているような・・・。

そんな気がしています。