- テルマエ・ロマエ 通常盤 [DVD]/東宝
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★★★☆☆(3.0ツ星)
面白い設定を活かしきれていない典型例。
前半はコメディタッチで、現代文明にカルチャーショックを受ける描写や、
「平たい顔族」のお爺ちゃんがかわいらしくて面白い。
後半はうってかわってシリアスタッチだが、これが驚くほどつまらない。
元来のコメディタッチで突き進めば、ファンタジーとして楽しめたものを、
ローマ史実を盛り込んできたせいで突っ込みどころ満載の
グダグダな話になってしまったのが残念。
阿部寛をはじめとする「濃い顔」の古代ローマ人のキャスティングは見事。
絶対いらないだろうと思っていた上戸彩だが、
鑑賞してみると、やっぱりいらなかった(笑)
ただし、思いのほか可愛かったのでそこはご愛嬌。
一番納得できなかったのは、北村一輝演じるケイオニウスのその後が
何故かカットされている点。
そこがあるかないかで全然印象が違ってくるだろうに。