「銀幕のスター」「銀幕のヒロイン」という表現があります。
「銀幕」って何?
いざ聞かれると、知ってるようで知らない言葉。
調べました。
銀幕【ぎんまく】
映写幕。スクリーン。転じて、映画。また、映画界。「-のスター」
銀幕は、英語の「Silver Screen」の訳語。
昔の映写幕は、アルミなどの銀皮幕を塗布したものがあり、「Silver Screen」と呼ばれた。
「映写幕」という意味から転じて、「映画」や「映画界」を指す言葉となった。
なるほど、スクリーンといえば「白」だけど、昔は「銀」だったわけですね。
銀幕を調べていると、似たような疑問が湧いてきました。
「銀シャリ」の語源は?
そもそも「シャリ」ってなんぞや?
調べました。これがビックリ。
シャリ【舎利 しゃり】
舎利とは、サンスクリット語の「シャリーラ」(骨)を意味する言葉で、
仏教の開祖である釈迦の遺骨を指し、「仏舎利」のことである。
なんと!シャリの由来である「舎利」とは、釈迦の遺骨とな!!
で、釈迦の遺骨(仏舎利)を(実際には舎利を象徴する水晶の粒)納めて供養した。
この水晶の形や色が、米粒に似ていることから 米=舎利=シャリ とする説。
また、サンスクリット語で「米」を表す、「シャーリ」の音写とする説。
この二つが有力な説みたいですね。
あとついでに、色彩学の観点からすると、
「銀色」には、「白」に近い光沢のある色に、「銀」をつけて呼ぶことで、
上質なプラスのイメージを与えることができる。
視覚でも銀があることにより上質なイメージになる。みたい。
銀幕から調べて、まさか釈迦に行き着くとは思わなんだ。(笑)
2012.07.08