<フィギュア>小塚崇彦、今季限りで引退

毎日新聞 3月15日(火)19時25分配信

 2010年バンクーバー冬季五輪代表のフィギュアスケート男子、小塚崇彦(27)=トヨタ自動車=が15日、今季限りで現役を引退すると発表した。今季は全日本選手権5位で、今月下旬開幕の世界選手権出場権を逃した。今後は「これまでの経験を生かし、トヨタ自動車の従業員として新たな人生を歩む」としており、後進の指導にあたるとみられる。

 名古屋市出身で、父は1968年グルノーブル五輪代表の嗣彦さん、母・幸子さんはアイスダンスで全日本選手権準優勝。05~06年シーズンにジュニアグランプリ(GP)ファイナルと世界ジュニア選手権の2冠に輝き、GPシリーズは08年スケートアメリカで初優勝するなど4勝した。バンクーバー五輪8位入賞。同年、全日本選手権も初制覇し、11年世界選手権で銀メダルを獲得した。今季は中国杯を左足痛で欠場。ロシア杯も9位と振るわなかった。

 小塚は「5歳から始めたスケートを今まで楽しく続けてこられたのは多くの方々のおかげ」とコメントした。4月17日に東京で開かれるアイスショー最終日に、ファンに別れのあいさつをする予定。【中村有花】



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00000074-mai-spo