「あやめ刈り君は沼にぞまどひける我は野に出でてかるぞわびしき」
伊勢物語52段は非常に短いお話です。
興味深いのは、「かざり粽」という言葉です。注釈には種々の色の糸、もしくは五色の糸で縛ったもの
と書かれていますが、この時代の粽がどのように作られていたのかは、文章だけではよく分りません。
ですので八寸に添えてるは粽は、勝手な解釈で写真のように赤、黄、青の水引で巻きました。
意外に綺麗ですよね?
更に面白いのは、和歌からすれば粽に使われている葉っぱは、あやめだということです。注釈には元来粽とは、茅またはこもの葉で包んだものともあります。
ということは昔は色んな葉っぱで粽が作られていたんでしょうか?
ちなみに写真の粽は熊笹です。