基本情報
神社名:箱根神社
御祭神:箱根大神(瓊瓊杵尊・木花咲耶姫命・彦火火出見尊)
社格等:国幣小社・別表神社
最寄駅:小涌谷駅もしくは箱根湯本駅よりバス
駐車場:第1駐車場/200台、第2駐車場/100台
御朱印受付時間:8時15分~17時00分
公式サイト:https://hakonejinja.or.jp/
御由緒
箱根神社は、古来、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社で、交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
当社は、人皇第五代孝昭天皇の御代(2,400年余年前)聖占仙人が箱根山の駒ヶ岳より、同主峰の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良朝の初期(約1,200年前)萬巻上人は、ご神託により現在の地に里宮を建て、箱根三所大権現と称え奉り、佛教とりわけ修験道と習合しました。平安朝初期、箱根路が開通しますと、往来の旅人は当社に道中安全を祈りました。
鎌倉期、源頼朝は深く当社を信仰し、二所詣(当社と伊豆山権現)の風儀を生み、執権北条氏や戦国武将の徳川家康等、武家による崇敬の篤いお社として栄えました。
近世、官道としての箱根路が整備され、箱根宿や関所が設けられますと、東西交通の要(交通安全祈願所)として当神社の崇敬は益々盛んになり、庶民信仰の聖地と変貌しました。
こうして天下の険箱根山を駕籠で往来する時代からやがて自動車に変る近代日本へと移行しますが、その明治の初年には、神仏分離により関東総鎮守箱根権現は、箱根神社と改称されました。爾来、明治六年明治天皇・昭憲皇太后両陛下の御参拝をはじめ大正・昭和の現代に至るまで、各皇族方の御参拝は相次いで行われました。
最近では昭和五十五年、昭和天皇・皇太后両陛下の御親拝につづいて翌五十六年、皇太子浩宮殿下も御参拝になりました。また、民間でも吉田茂元首相をはじめ政財界人の参拝や年間二千万人を超える内外の観光客を迎えて、ご社頭は増々殷賑を加えているのも、箱根大神の御神威によるものであります。
頒布のリーフレットより
御朱印
御朱印帳
表面には紺地に当社の神門と葵紋を、裏面には芦ノ湖と平和の鳥居を配したオリジナル御朱印帳を用意。16cm×11cmの中判サイズで、初穂料は1,500円(朱印料込み)
※筆者は拝受していないため、情報のみ記載
境内案内
徒歩で参拝すると、石段を登ることとなる。石段と鳥居の高低差が実によい雰囲気を醸し出している。
石段を登り切ると山門。
拝殿は朱色を基調としながらも、あまり派手さを感じさせない落ち着いた雰囲気の造り。
箱根神社の拝殿の隣には、九頭龍神社の新宮。縁結びの神様として有名で、全国から参拝者を集める。
九頭龍神社の玉垣には、読売巨人軍で活躍した長嶋茂雄氏の名前が刻まれている。
芦ノ湖畔には大鳥居。戦後、日本の独立を記念して建立されたもので、「平和の鳥居」として知られている。
参拝を終えて
古くから関東総鎮守として重要な役割を果たしてきた当社。江戸時代に箱根関所が開かれると、東海道を往来する旅人が多く祈願するようになりその重要性は増した。現在でもその神聖さは変わらず、当社の鳥居は他社に比べて俗世と神域を明確に分けているような気がして心が生まれ変わったような感じがした。
地図