塩野神社
前山にある塩野神社。
千年以上前の「延喜式」という国の公文書に名前が出てくる、
古くて格式の高いお宮です。
何やら
すごくいい感じの鳥居
太鼓橋
下を流れるのは、塩野川
塩野神社は、水の神様であると言われており
拝殿
あまり見かけない
楼門造りといって
二階建てになっていました
間口、奥行共に同じ長さで
屋根は切妻で、銅板葺
軒の組物などに朱色の色付けがされています。
二階建ての拝殿は県内では珍しく
建築の形式上、貴重な建物です。
拝殿の正面に
「勅使殿」の額が掲げてあります
そして 本殿
「一間社流れ造り」
美しい彫刻です
うさぎでしょうか
「龍」
正面や側面などに
いくつも見られます
「塩田平かるた」
『龍にまつわる物語
塩野神社のご神木』
龍は、夜になると御神木のケヤキの木を遊び場にしていて、
枝が折れて枯れそうになってしまい、
困った村人は
龍の目玉をえぐりとってしまい、
目が見えなくなった龍は
暴れることができなくなってしまった。
ある夏の日、大きな音とともに
御神木に雷が落ち
木は燃えてしまった
村人たちは、
龍の目玉をえぐるようなことをしなければ、
龍が天に昇って
もっと雨を降らせて火を消してくれたのかも
と、大変後悔した
上田市日本遺産のストーリーテーマ
「龍と生きるまち」
水の神である龍は、大切にしなければいけない
塩野神社は、中塩田の保野にもあり、
「式内社」を争ったそうですが、
御朱印に「式内」と書かれていました
この神社は、はっとする何かがあった
個性的な拝殿、
美しい彫刻の本殿
今回の旅行で
とても胸に残った素晴らしい神社でした