こんにちは、自転車乗りの親の初心者です。


先日、ホンコンのルオ商会(香港のSVBONY社)から新型のモビルスーツ(鏡筒SV503のセット)が届いたとは書きました(不足品だったST4のケーブルは今送ってもらっているところです)

オリオン大星雲を撮影するための想定組み合わせはこちら。





結構好きなデザインです。なかなかにしてカッコいいです。しかもAP赤道儀とのバランスもかなり良いですね。口径が80mmと小さいので、使い道は限定されてしまうのかもしれませんが、ベランダも狭い我が家では、これくらいのスモールシステムがベストマッチだと思います。


機材を組み合わせで遊ぶのも良いのですが、実際に使用してみたいですよね。

でも、子供の寝かしつけで一緒に寝落ちしてしまったり、夜に雲が多かったりと、なかなか夜に試すことができませんでした。

そこで!

在宅勤務日の昼休み中にガイドスコープや手作り望遠鏡でSV305Pro(接眼レンズ型のCMOSカメラ)のピント合わせの練習と画質チェックをしてみました。

練習対象は、1kmちょい先の電波塔とちょっと手前の電柱です。


まずは口径30mm、焦点距離120mmのガイドスコープでの撮影。



手前の電柱にピントを合わせています。
像はシャープなのですが、色が潰れ気味ですね。



今度は後ろの電波塔にピントを合わせてます。



どうも、コントラストがうまく調整できていませんね。

露出調整もかなりシビアです。


続いて対物レンズ46mm、焦点距離約300mmの手作り天体望遠鏡で撮影。





辛うじて、色の判別ができますか。でも解像度はやはり低いです。

もしかすると、SV305Proに使用されているセンサは、昼間の強い光は苦手なのかもしれませんかね? 解像度は使用している対物レンズの性能もあるので、一概には言えませんが。


実は、本当の意味ではファーストライトではなかったりします。

最初、届いた日の夜に月を見てみたのですが、、、、「何ですかこの画面一面の緑と黄色のノイズ点々は!!」って全く夜空はもちろん、月も映らなかったのです。ピントは合っていたのに。

それが下の画像です。



で、ドライバのインストールし直しや、ソフトのインストールする順番やらを色々試して、やっとこさここに行き着いたわけなんですが、

この昼間の試し見の結果など、ここまで試しでみて、やはりセンサー小さいし夜に月や星を見てもあんまり期待できないかな、と諦めムードに陥ったのは、簡単に予想できたかもしれませんね。

最初、閲覧ソフトでのホワイトバランスの調整すらできなかったですからね。


そして昨夜、、、、

子供と一緒に、SV503とSV305Proの組み合わせにて月を観望してみました。

、、、、、、、ここれは!!!???



予想もしていない月の画像(正確には動画)が写し出されました。
昼の試し撮りからは想像できません。むしろ昼の試し撮りの結果から、全く期待をしていなかった分、この月がパソコンの画面に出てきた瞬間の感動は大変なものでした。
SVBONYさん、SV305Proを疑ってしまい申し訳ございません!!
この綺麗さは凄いです!!!
下の画像が、実際にパソコンに写し出された画像をスマホで撮影したものになります。


このソフトウェア上で露出などの設定をして、写し出された画像(動画)を保存する、という仕組みになります。
いやぁこれは凄いです。かなり感動ものです。我が子もクレータの穴を見つつ「ここにウサギさんが隠れてるんだよきっと」とか言って大興奮でした。
しばらく、赤道儀のコントローラを渡しておいて、自由に操作させていました。ゲームみたいに天体望遠鏡の向きを変えて、月のいろいろな部分を観察して、ウサギを探していました(まだ、月にウサギがいると信じているお年頃なので)

月を見た後は、やはりこれはオリオン大星雲も見てみないとダメでしょうってことで、天体望遠鏡をオリオン大星雲へ向けてみました。
写し出されたのが下の写真です。全く加工していません(一部の写真はパソコンに写し出しているソフトでスタックはしています)


7秒くらいの露出です。もあっとした光の雲が見えてます。
月の写真を見てもらった通り、鏡筒の焦点距離が560mmと短いにも関わらず、かなり拡大撮影になるのはSV305ProのCMOSカメラのセンサがかなり小さいからです。実際に天体望遠鏡として像が見られる範囲(イメージサークル)に対してセンサの面積が小さいので、実際の像の一部を切り取って写しているので拡大写真になっているわけですね(逆にこのイメージサークルよりセンサが大きいと、像がけられることになります)

流石に露出時間とゲインを上げないと星雲がはっきりしてこなさそうでしたので、露出時間を15秒に、ゲインもあげてみます(ゲインはノイズとのペアオフになるので調整しつつです)


複数枚合成しないでこれなら、かなり良いのではないでしょうか!!!
肝心のオートガイド用カメラを撮影に使っているためオートガイドできていないのと光害用フィルタも使っていないので、露出的にはこれが限界になりますが、それら使ったら結構綺麗なオリオン大星雲が観望できるかもしれません。これは楽しみですね。一年くらいかけて、フィルターやら機材を揃えてみますか。

最後に、オートガイド機能を試してみます。
カメラから赤道儀のコントローラへ制御用の線を繋げて、撮影用のソフトを落としてガイド用のソフトを立ち上げます。
簡単な設定を済ませて、ガイドを始めた画面がこちらです。

オリオン座の小三つ星の一つをガイドし始めたようです。
ガイド中のコントローラの様子はこちら。



かなり北に動いています。これは東西の極軸が全く合っていない証拠ですね。

さて、このオートガイドで撮影したオリオン大星雲ですが、、、、、申し訳ございません、まだパソコンへ取り込んでません。後日のブログで載せたいと思います。
実は私も昨夜、一眼レフで撮った写真を全くみていないのです。月の光がかなり明るかったので、光害も含めて真っ白になっている可能性も、、、、、。

というわけで、やっと新しい機材で月を見ることができました。結果はすごく納得いく物で、むしろ感動しました。
SV503凄し!! さすがEDレンズ使用です。一枚しか使っていなくて、ここまで綺麗に見られるのであれば、初心者の私が使用するには十二分過ぎるほどの性能です。
そしてそれと組み合わせてのSV305Proでの電子観望。これは想像以上でした。
今後、子供と星を探す、見る、が楽しみです。

では、最後に今回撮影した月の写真をいくつか載せて、今回はこれにて失礼いたします。








ピント合わせがまだまだ甘いですね。これは練習あるのみです。
しかし、クレータがここまではっきり写るのは凄いです。きっと鏡筒のSV503の性能もあるのでしょう。今度、A80Mfでも試してみたいと思います。
そして、やはり月の全貌も写したいので、レデューサは必要ですね。ただ、下手なレデューサをかませると画質が落ちるってことですので、どれを使うかは見極めないといけません。

今回の機材、興味を持たれた方はSVBONYさんのサイトを覗いてみてください。
機材関係は見てるだけでも楽しいです(笑)

SVBONYさんのアメブロページです。

SVBONY SV305 Pro CMOSカメラ 1.25インチ2MP USB3.0 「PHD guiding」にも対応可能 電視観望SV305 Proカメラは、惑星のイメージング、月と太陽のイメージング(安全な太陽フィルターを使用)、およびいくつかの明るい深宇宙物体のイメージング用の高感度で高速なカラー天文学デジカメラです。このカメラは、惑星、二重星、およびその他のコンパクトなオブジェクトの「幸運なイメージング」にも最適です。特に焦点距離が長い望遠鏡に適用。リンクwww.svbony.jp



今後、欲しい機材は、

・田舎で観望するためのノートPC
 実はもったいない。
・光害カットフィルタ
・レデューサ
・撮影専用のCMOSカメラ

子供と星を楽しむために、仕事頑張ろう!!