• 今日の振り返りと反省
    • 今日と言いつつ、3/14と3/22の日報を書いていないことに最終日になって思い出した。今降り返って見ると、3月半ばから自分の他の用事が詰まりすぎて内心焦りまくっていた記憶しか残っていない。また、カレンダーから就勤予定を外したと思い込んで外せていなかったことがあったり、体調を崩したりしたこともあった。今になって思うと予定を詰めすぎたと反省している。大学生の暇な時期だから何でもやってみればよいと当時は思っていたが、他の用事も含めて、地に足つけてやりきれなかった部分も正直に言えば多かったと思う。スケジュールを詰めすぎるとどうなるか、この春で何となく頭でも体でも覚えられた(?)気がするので、今後の生活に生かしていければと思う。(言語化が拙い。)
    • この3日間でステップ4の入力とシステム(法人税の達人)の初歩の学習が終わった。ステップ4の入力では相変わらずミスがあったものの、量やその後の修正まで含めても、ステップ2のときよりはましになっていた気がした。ただ間違えた内容を振り返ってみると、売上高の勘定科目を売掛金にして入力した後に、仕入高の入力を勘定科目を売掛金のまま入力していた。自分の頭の中では勘定科目は買掛金に変えたものだと思い込んだが故に起きたことだった。過度な思い込みという自分の悪い癖を改めて感じることになった。システムについては比較的スムーズにこなせたと思う。
  • インターン全体を振り返った感想について、事務所で出会った多くの人々から学んだことと、税理士が働く様子を実際に見たり自分が初歩段階を経験したりして学んだことに分けて書こうと思う。
    • 大学では会えなかったような人たちとの出会い
      • 五島さんについて、税理士事務所を開業して、他の事務所と比べると圧倒的な量の案件をこなしているだけあって、まずはただただ賢い人だと感じた。自分の弱みもすぐに見抜かれたし、自分が質問した時にもすぐに的確な回答がいつも返ってきて、驚いてばかりだった。自分が将来働くときに、五島さんレベルの頭の回転の速さと論点の切り方を持ち合わせてられると良いと思ったし、それを目指して日々を過ごす価値があると思った。また、それでいて自分を今日まで事務所に通わせてくれたことに感謝しなければならないと思った。業務の内容だけにとどまらず、多くの面で迷惑をかけたこともあったし、頓珍漢な質問をしたこともあったと振り返ってみれば思うが、強く責めることなく接してくれたので、自分も最後までやりきることが出きたと思う。こういった度量の広さ(単に広いというよりは、一旦冷静に受け止めて、自分の許容できる範囲に収まるように解釈し直そうとする力?)も身に着けたいと感じた。
      • 自分と同じ事務所にいた他の学生について。相沢さんと三浦さんは税理士を目指す決心を固めていて、自分が業務に疲れを見せ始める中でも、黙々と自分の仕事に集中していた。相沢さんは自分が来る前からこれを継続していたのかと考えると頭が下がる思いだし、三浦さんは自身のSNSで金融に関する情報発信をしているというのだからびっくりした。そして自分の中で一番衝撃的だったのは鈴木さんだった。「税理士の世界でDX化を進められないか考える」。自分はビジコンに出たことが何回かあったが、その感覚をもとにするとすごく面白そうな話だし、思いついてもおかしくはない話ではある。しかし自分はあまり考えなかったし、思いついても独学でやろうとしたかは分からない。それを鈴木さんは自分でやろうと考えて、あろうことか名古屋から泊まり込みでこの事務所に来ていた。発想力も行動力もただただ凄いというしかない。自分の中で3人に共通していると思ったのは、学生ながら税理士の世界に覚悟をもって取り組んでいるということである。この3人と比べたら今の自分には、税理士という職業に対してそこまでの覚悟は持っていなかった。インターンシップでの参加だからこれで良いと思いもするが、今後自分がそれだけの覚悟をもてるような業界や自分が取り組みたい社会課題を見つけていきたいと感じた。
      • 他の職場の方から何も学ばなかったのかといわれるとそうではなく、全員に対して感じたのが、税理士という職業に対するプロ意識だった。自分も税理士の業務を体験してみて、決してできないとは感じなかったし、楽しさも感じられた。経理職の母が常々言っていた「数字があったときの快感」の言わんとしていることは何となく理解できたし、数字の意味をもっと理解できれば会社に対しての解像度が格段に上がるイメージもついた。しかし、税理士としての視点で、今の自分に決定的に足りていないのは、スピードと質の両立だと思う。他の職場の方は打ち込むスピードが自分よりもっと早かったし、打ち間違えて悩んでいる様子もあまり見かけなかった。そして顧客に見せるためにどのレベルで資料を作ればいいかもよく見えていて、必要十分なだけの情報を打ち込むことにも意識を払っていたと思う。趣味ではなく、お金をもらう職業だからこそ、このようなレベルの話が求められると思うし、働いてお金を稼ぐことが大変なことも少しわかった気がする。
    • 税理士の働き方
      • 主に顧客との面談を盗み聞きしたり、同席させてもらったときの経験が話の中心になると思う。まず感じたことが、顧客の関わる業界が幅広いということだった。蛍光灯の工事の人、タイヤの人、イベントバイトの派遣会社の人、ライターの人など(言い方が失礼すぎる気がする)、自分が普段全く意識もしないような業界の人が多かった。このような人たちの相談に乗るわけだから、当然彼らがどのような仕事をしているか、どのようなビジネスモデルでお金を動かしているのかなど、税理士がその業界についてある程度理解していないといけなくて、それに対応することも案外大変菜緒かもしれないと感じた。
      • 相談の中身についても、自分の想像では財務諸表をにらめっこするもんだと思っていたが、実際はそれがすべてではなかった。話をよく聞いていると、弁護士を通じてもめている話やM&Aの話など、税務の話を越えた経済・金融の話にまで発展しているように自分には感じた。税理士として働けば自然とつく教養なのかもしれないが、今の自分には新鮮に感じた。
      • これらを総じて感じたのは、自分はもっと様々な世界を知る必要があるということだった。しかし、これは義務感というよりはワクワクに近い感情で、もっと様々な世界を知れば見えてくることもあるだろうし、そのときにこのインターンでの経験がつながるのではないかと感じている。
  • 最後にも述べた通り、このインターンシップを通して様々なことに興味がわいた。飲食や出版などといった多様な業界の関する話(特にビジネスモデルとか最近のトレンドなど)はもちろん、現在の税務や金融上の制度にはどのようなものがあるか、そもそもなぜ現状のような分かりにくい税制度になったか(経済史みたいな話?)、自分がインターンで触れてこなかった税務や弥生会計・法人税の達人の機能など、知りたいことが沢山出来た。自分が近い将来何の職業につくかを決めるのもいいが、もっと世の中の様々なことを知ることに、大学2年の時間を使っても良いと感じた。
最後に長く読みにくい日報になってしまいましたが、半年間多くの経験をさせていただきありがとうございました。