今日は昨日の続きで、仮想仕訳として、株式会社A社の仕訳を入力していました。
繰越の売掛買掛残の支払い入金の履歴がなかったり、海外系取引の課税区分の取り扱い、生命保険の経費算入、固定資産の償却期間など気になる点(わからない点)がありましたが、気になるべきことでトラップになっているのではと愚考しています。
入力自体は昨日で大体終わっていたので、やっていてわからなかった点を調べるなどしていました。
特に、給与について理解が足りないと思ったため、超基本的な概要部分を整理していました。
メモ程度ですがそれを残して日報とします。
※ あくまで日報であり、また事務所の確認を取っていない、私的なメモであることご留意ください。
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給与関係
標準報酬月額
毎年4-6月の平均月額報酬を7月に算定基礎届として届け出て、9月から適用される。
これを定時決定という。
対して、標準報酬月額が2等級以上変わる場合は、都度見直しがかかる。 これを随時改定という。
標準賞与額については、年3回以下の場合、源泉税控除前の総額から千円未満を切り捨てた金額になる。
参考: https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/55949/
被保険者
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第1号被保険者
自営業者、農業や漁業の従事者などや学生で、国民年金の保険料を自分で直接納める人たちです。
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第2号被保険者
会社員や公務員など職場の厚生年金や共済組合に加入している人たちで、保険料は事業主と折半で給料から天引きされて納付しています。
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第3号被保険者
- 会社員や公務員などに扶養されている配偶者(専業主婦・主夫)で、保険料は配偶者が加入している厚生年金や共済組合の制度全体で負担する仕組みになっているため、個人的な納付はありません。
引用: https://www.town.yoshioka.gunma.jp/faq/hoken-nenkin/kokumin-nenkin/001905.html
項目別解説
- 支給
- 基本給
- 手当
- 日当
- 控除
- 広義の社会保険
- 狭義の社会保険: 標準報酬月額(賞与)x各種料率
- 健康保険
- 例えば9.81%を労使折半
- 介護保険
- 例えば1.82%を労使折半
- 健康保険と一緒に納める
- 厚生年金保険
- 18.3%を労使折半
- → これらは毎月、預り金>社会保険料とする。(それぞれ分けてもいい)
- 健康保険
- 労働保険: 給与総額x料率
- 雇用保険
- 例えば一般事業なら、労働者が0.6%、事業主が0.95%を支払う。
- 労災保険
- 全額会社負担
- 労働保険率は業種ごとに0.25~8.8%と幅があり、例えば「その他の各種事業」なら0.3%
- → 原則年1回7/10期限の納付で、3回まで分割可能。
- 雇用保険
- 税金
- 所得税(源泉徴収)
- 住民税(特別徴収)
- 狭義の社会保険: 標準報酬月額(賞与)x各種料率
- 広義の社会保険
仕訳方法
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流派がさまざまあるようで混乱する。
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立替金と預り金の違い…従業員の代わりに払う場合は立替金、天引きの場合は預り金を使う。慣習のようなものと理解してよいか。
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参考
https://support.yayoi-kk.co.jp/business/faq_Subcontents.html?page_id=678
https://support.yayoi-kk.co.jp/business/faq_Subcontents.html?page_id=26140
給与発生時
- 従業員分
- 借方
- 給料
- 旅費交通費
- 貸方
- 未払費用>給料
- 預り金>社会保険料 (←従業員負担分)
- 立替金>雇用保険
- 預り金>所得税
- 預り金>住民税
- 借方
- 会社負担分
- 借方
- 法定福利費
- 貸方
- 未払費用>社会保険料 (←会社負担分)
- 未払費用>労働保険???(未確認)
- 借方
支払時
- 給与
- 未払費用>給料 / 現預金
- 社会保険料
- 借方
- 未払金
- 預り金>社会保険料
- 貸方
- 現預金
- 借方
- 源泉所得税
- 預り金>所得税/現預金
- 住民税
- 預り金>住民税/現預金
- 労働保険料
- 借方
- 法定福利費
- 立替金>雇用保険
- 貸方
- 現預金
- 借方