• TL
8:00~10:00 ステップ1の見直し
10:00~12:00 ステップ2の概要把握、入力
 
  • 反省と改善点
    • 結局現金出入帳の入力にミスが発生していて、その内容は主に十の位の打ち間違えだった。細かい桁の数字は見落としがちな上、そもそもどの月にミスが発生しているかも把握しなければならないため、正直に言うと今までで一番辛い作業だったし、この手の入力ミスの見返しは二度とやりたくないと感じた。完璧は難しいとはいえ入力ミスを無くすことが一番ではあると思うので、数字を打つときに頭の中で復唱してみるなど、手段を惜しまずにミスを減らしたい。
    • ステップ2からは実際の会社の会計入力を進めることになり、様々な会社や個人事業主が資料の中で登場する上、その資料も明細書や請求書の形式であるため、概要を把握することに少し苦戦してしまった。これから入力を進める中でも混乱することはあると思うので、適宜確認しながら入力を進めたい。
    • ステップ2で登場する会社の事業やその会社に関わるステークホルダーを見ることに興味をそそられすぎてしまい、本来の入力の作業に戻るのが少し遅くなってしまった。入力のためにある程度必要なことではあると思うが、ほどほどにしていきたい。
 
  • 「ザ・ゴール2」を読んで
    • 大手の傘下にあるいくつかの会社の事業回復を巡るストーリーではあったが、この本のメッセージ性は登場人物の人間性よりも登場人物がとった行動、つまり現状問題構造ツリーなどの5つの論理ツリーを実践的にどのように使うかということにあった。
    • どの論理ツリーも基本的にはアイデアのブレストとそのアイデア同士の因果関係、対立関係などの関係性を矢印でつないでいくだけの工程で、方法だけ聞けば画期的とは言い難いワークではあると思う。しかし現実の職場では、結論に答えが無ければ、結論を導く方法を完璧に体系化できるわけでもない課題に挑む場合が多く、議論が迷宮入りする描写がこの物語にもあったし現実にも起こりえるとは思う。その点では、5つの論理ツリーは議論の目的や内容を整理する上でかなり効果が高いワークであると感じた。課題を解決する決定打はなんだかんだ閃きな気がしなくはないが、その閃きを導くまでの過程として、論理ツリーという体系的なワークは有効であると思う。
    • 「クリティカルシンキング」と「ザ・ゴール2」の関連性が深いように感じた。「ザ・ゴール2」が論理ツリーというワークそのものに着目していて、「クリティカルシンキング」は論理ツリーの中の矢印をつなぐ場面で必要な考え方や、論理ツリーのワークがなぜ有効なのかを裏付けるものを取り上げていたと思う。2冊を跨ぎながら読むことで理解しやすくなっていたと思う。
    • 実際に論理ツリーをよく使いそうな人を想像してみると、実業家や経営コンサルの人が主に思い浮かばれて、税理士とはなんとなく離れているような気がしないでもないが、今回の物語でも見られた通り、家族の相談事みたいな場面でも論理ツリーは使えるらしい。個人的には少しやり過ぎな気がしなくもないが、普段なかなか論理的に思考することを意識することもないので、一つの練習の場にはなると思った。このように論理的な思考は多くの場面で生きることが多いと思ったので、その入り口として2冊の本を読む価値があったと思った。