中院流の研究

を一通り読み返して


思い返しています


中院流は

宝性院の院家相承

とされていますが


加行を終えて

伝法灌頂を受けたら


印信を二通

いただきます


血脈として

渡されるものは


大抵は

引摂院流の血脈です


浄厳和尚は

諸流一統血脈で

宝性院相承の血脈を

釣っていますが


院家相承の伝授では

血脈は印信に添えず

一流伝授の最後に

授けられることになっています


引摂院流は

そういう意味では

広く伝えられていますが


心南院流や

成蓮院真源の

中院本流などの

相承血脈は

途絶えてしまったと

されています


瑜祇灌頂血脈には

真源から

龍光院の加藤諦見前官まで

伝えられたことに

なっていますので


中院本流の流れとしては

伝えられているけれど


宝性院相承の血脈は

仟遍以降に絶えたのか


南院相承から

真別所相承が正統

なのか


京都の真言宗傳燈會の

流れが正嫡なのか


今に伝わる伝承を

よく勉強することが

大切なことだと思います