根本十二流
野澤三十六个流

弘法大師さまの
密教は
盛んに分派して
いよいよ華やかに
進化して行くのですが

いわゆる事相家とは
散杖の振り方
鈴の鳴らし方のみに
とやかく言う
小手先の固執者の
代名詞に挙げられます

中世以降
日本の密教は
マニュアル化して

別行次第
に画一化して行くのです

多く流派を数えても
流派独自の違いを
見せつけて
表現するのは

ただ
散杖の振り方と
鈴の鳴らし方
だけです

それだけ
お大師さまの
拝み方は
完成されたものと
なったのです



ザクとは違うのだよ
ザクとは


流派の違いを
表すのは

最初の構えが
肝心です