お大師さまは

平安時代に世界で初めての

理念に基づいた

私立学校をお創りに

なりました


紙や筆に至るまで

学費もすべて


無料!


テキストなども

おそらくは

用意してくれたのでしょう


学びに関する費用は

すべて学校から

支給されて


学びたいと志す人は

身分や貧富の差なく


誰もが勉強出来る


そんなパラダイス…

もとい

密厳浄土のような

私立学校を

今から1200年も前に

作ったのです


真言宗のお坊さんで

不勉強な人は

綜芸種智院は

今の

種智院大学だと思って

連綿と伝統が

続いていると騙されています


残念ながら

お大師さまのあと


すぐに


お弟子さんの

伝法灌頂の費用が

賄えないと言って


綜芸種智院は

売り飛ばされてしまったのです


悲しいですが

そのおかげで


真言宗の法灯は

今に続いているのです


寺檀の制度が調った

江戸時代には


寺子屋で

読み書き算盤が

一般に普及して


お大師さまの理念は

広く行き渡るのです


明治までは

いろは歌は

弘法大師さまが

作ったと

教えていましたが


今の教育では

愚かにも

無かったことにされています


四十八字門のいろは歌と

五十字門のあいうえおは


インド語の文字を習う

配列であり


アラパチャナで始まる

四十八字門と


日本語にはない

インド語の五十音で


お坊さんたちは

インド文字を学んだのです


高野山真別所の

妙瑞和尚さまは


東大寺戒壇院長老で

醍醐三宝院流の嫡伝を

継承した洞泉性善和尚を

高野山へ招いて

一流伝授を開催しましたが


名も残せなかった学侶が

多くのお布施をしているのに


律僧であった

妙瑞和尚はお布施

少なかったみたいです


一流伝授の継承に

相当な費用がかかります


大寺院のお金持ちだけではなく

一生懸命に学んでいる

小さなお寺の僧侶も

大勢います


学びにお金のかからないように

なれば良いなとは

思いますが


ともあれ

弘法大師さまの教えは

今に伝わるわけです