◆ EPS < J - rev >
こんにちは
09&ブラスト
シェーパーの奥村です。
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フューチャーフィン、ブラックボックス
5フィンシステム
● モデル < J - rev >
● スペック < 5'7" - 19" - 2 9/32" RSQ >
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< 使用ブランクス > : ベネットフォーム EPS 6'2"ys
< J - rev > EPS version.
① 速いテイクオフ
② 波を選ばずに得られる高速スピード性能
③ 少ない力で的確に行えるコントロール
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< J - rev > の特性
① 超軽量
② 自在に浮力を生み出せる為、小さいスペックで大きな重量を支えられる
③ 上手く使えば、小波対応の最高の武器になる。
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EPS の特性
EPS 素材の最大の特徴である浮力、、、。
それは時に、最悪のデメリットにもなり得る。
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水面とは反対方向、つまり真上に浮く力を感じ過ぎて、
前に進む速さを感じにくい。
「 浮き 」に反発してボードを真下に押さえ込もうとする感覚に身体が支配されてしまう。
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「浮くけど、動きは硬いし、全然走らないじゃん。」
等と、EPS の良さを知る事なく、「 俺には無理だ。」と、EPS を嫌いになってしまう。
スピードを付けたり、ターンしたりする際のボードコントロールは、
浮力と喧嘩するかのようにボードや水面方向(真下)に加重する感じではなく、
スゥイ~、スゥイ~とミズスマシの如く、
体重掛けて力む事なく、ボードに軽~く乗っかり、
前へ前へと進む感じ、、、。
ウレタン素材のボードも同じだけど、
ボードコントロールやボードを走らせるって、力でボードや波をおさえ込む事じゃなくて
体重やボードデザインを上手く使って、しなやかに滑らかにボードを前方向に進めて行く事。
レールを入れて深いターンをするって、やみくもに思い込むより、
軽~くボードを傾けて前に走って行くって思う方が、
上手くボードコントロール出来たりして、、、ね。
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EPS 素材やスタイロ素材に使う特殊な樹脂、エポキシ樹脂って、すごく神経質。
時に、予測出来ない化学反応を起こす事がある。
気温や湿度に過敏に反応して、収縮したり膨張したりと、
ある意味、ジャジャ馬っぽい性格と結果を突然に出す事がある。
これは、硬化中に膨張してディケルを切ってしまった様子だ。
見た目はこうだが、製品、性能の質としては問題はない。
40年近く携わるが、サーフボード製作はいまだ想定外も多く、
生ものを扱う、化学反応、化学変化の未知なる世界だと、
いつも思い知らされる。
ありがとうございます。