あれは面白かったな。

 

 まずはアンビリバボーね。剛力がイギリスに告白しに行くやつ。

 娘が「ドキドキするわ」とマジで見ていたのに対して、家内が「あの子(イギリス人の男性)はダメよ。あれは〇〇よ。こんなん茶番だ。」と言ってさっさと部屋を出て別室でアニマックスの夏目友人帳を見始めた。

 娘は剛力彩芽が告白する前に挿入されたコマーシャルの間中、ドキドキする。と言っていたが・・・。

 

 〇○は今ではなんか言うとまずいらしい。LGBTというらしい。別段、家庭内の会話なんだが、ざっくり言って去っていった。

 娘の期待は外れ、相手の男性は、女性とは付き合えない、男性が好きなのだ、とカミングアウトした。

 

 あとで家内に聞きに行ったら、夏目友人帳の歌の間に「見ればわかること」とだけ言った。見ればわかるようなのだ。

 

 そして九時からとんねるずの番組がは始まった。今度は長男がのこのこと現れてこの番組を一緒に見ていた。

 

 みやぞんを見たいと言っていたが、笑っていいとものパロディーや鶴瓶さんがいじられるのを見て楽しんでいた。

 この後のコーナーを批判する人は鶴瓶の頭をはたかせたりするところを批判しない。どこまでがドッキリでどこまで知っていたのかは分からないが、ドッキリを仕掛けている感じが伝わってきて面白かった。

 

 そして今問題となっている、たけしとんねるずがザギンで食べる、のコーナーになった。

例の保毛尾田保毛男(ほもおだ・ほもお)氏のキャラが登場。長男は見たことがないので「おかまだ」と言っていた。木梨が〇〇?とストレートに突っ込む。本当の問題発言はたけしの「小学校のとき、こういう格好の親父が公園で待ってたよ。みんなで逃げたよ」という下りだろう。

 オネエキャラをいじったのは北野さんふんする鬼瓦権蔵なのだ。

 

 ルーレットを回してアポなしで飲食店に行って、撮影の許可を取る企画だった。結局北野さんは一番面白い石橋をわざとルーレットをゆっくり回して、行かせたのだ。

 

 1店だけ断られたが、あのキャラは現代では認知されたのか、お断りだ、とはならなかったのだ。濃い青ヒゲにピンク色の頬、扇子、くぐもった話し方。撮影の許可を取りに行ってOKを得たのだ。現代ではありなんだな。世の中変わったもんだ。

 

 イッコウさん、カバちゃん、マツコ・デラックス、古いところではおすぎとピーコ。こそこそと日陰を暮らすのではなく世間に認知されている、男性同性愛ないしは女装家と称する人たち。

 石橋の保毛尾田保毛男は拒否される対象ではなくなっていたのだ。

 

 いい番組だったと思うがクレームに対してフジテレビの社長が謝ったらしい。知ったことか。趣旨が全く曲解されている。ホモが放送できるのは放送禁止用語でないからだ。

 長男の言うように現代人は「おかま」と呼ぶ。海外がホモ、ゲイを差別用語というから「湯島のおけま」から由来の日本語のおかまなら良いってことなのか?

 

 フジテレビははだかの大将で「乞食」が放送禁止なので「ルンペン」という用語で言葉狩りを避けたことがあった。あんたルンペンかい?なんていう日本人がいたわけない。乞食みてぇななりして、どっから来た?というてたと思う。

 

 今回は逆にスタジオの密室で保毛尾田保毛男をやったのなら批判の対象だろうが、ロケでザギンに出かけて、ガチの、アポなしのロケであれをやったことに意義があるんだよ。

 

 下んねぇクレームで石橋が引退するとか記事になったが、全く趣旨が違う。スタジオコントであれをやって、スタッフが大爆笑という内輪のネタではないのだ。ザギンに出かけて行って素人の素のリアクションを見たのだ。馬鹿にしている感じはない。

 

 下んねぇ批評家はクレームつけるしか能がねぇのかな。

ただ、

 むしろ素人のおぼさんのみやぞんのお母さんのくびを絞めたのをBPOに訴えるならまだ理解しよう。ただ、最後にみやぞん母はいくらでも絞めて、みたいなことを言ったのでノーサイドだ。最後まで見てからクレームを入れないといけない。

 

 アンビリバボーから一連で見ていたら、昔、有森裕子の旦那がアイワズゲイ、と言った時から時代はLGBTに寛容になった。

 とんねるずにクレームを入れている人意外はな。