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小迫良成の【食ブログ】

「民以食以天(民は食を以て天と為す)」
「吃是一在世(食べることは生きること)」
 この言葉を心の銘と刻み込み
 食の世界を回遊・遍歴する
 或る音楽家の魂の記録

2月21日から3月2日まで

タイに行ってきました。

 

21日~25日は首都バンコク、

26日~1日はリゾート地のプーケット、

実質10日ほどの滞在でしたが、

南国リゾートでの日々を

思いっきり満喫してきました!

 

※ 一応現地での

  ビジネスイベント参加のため

  観光などは一切なく、

  ほぼ毎日ホテルに缶詰めでした。

 

…とはいえ

そこは外国のホテル暮らし、

毎日の朝食はバイキング形式で

アメリカンスタイルやら中華やら

本場タイ料理やらとメニュー豊富でしたが、

10日も食べ続けるとさすがに

胃腸も疲れてきたようです。

 

日本に戻って最初に食べたのは「お粥」。

 

それも白粥に梅干を入れただけの

ごくシンプルなもの。

 

これが有難いというか何というか、

じんわりとお腹と心を癒してくれるのです。

 

旅行中は気も張っているので

朝から餃子だの焼売だの

ベーコン・ハム盛り合わせだのが

食卓に並んでも気にならないのですが、

旅の真ん中あたりから段々と

果物に手を出す率が上がってくるのですね。

 

昼食などもしっかり摂ったのは最初だけで、

朝をしっかり食べる分、昼を軽くしたり、

夜もパンを1個か2個食べる程度に抑えたりと

徐々に食が軽くなっていったようです。

 

不思議なもので

美味しそうな料理は沢山あるのに、

実際に手を伸ばすのは

毎回同じ料理の皿だったりして…

 

自分の食の好みは基本保守的で、

珍しい料理があるからといって

積極的には手を出そうとしない、

そうい性格だということに

気づかせてくれた旅でもありました。

 

タイでの料理については

別の機会にということで、

ともかく

日本に戻ってきて最初にやったことが

「いつもの玄米でお粥を炊くこと」、

そして

できあがったお粥に口をつけたとき

「ああ、

 日本に帰ってきたんだ。

 我が家に帰ってきたんだ。」と、

そこで初めて

旅の終わりを実感したこと、

 

そういう自分の心に

ちょっと新鮮な驚きと喜びを感じたことを

ここに記しておきます。

 

旅の記憶が薄れぬ内に・・・

 

 

※写真は我が家のお粥。