リトルダンサー | 映画感想 テーマは、女性・老人・子ども・ジェンダー・セクシャリティー・マイノリティー・働くこと・・・etc

リトルダンサー

これは、13歳の少年が父親の反対にも関わらず、バレーダンサーを目指していく物語。

男の子はボクシングを習うのが当たり前だと考えられている炭鉱町で、ビリーもボクシングに通わされるが、興味を持てない。そんな時、バレーの練習を見て興味を持ち、父親に内緒でバレーの練習に通い始めるが、父親にばれてしまう。そして、父親から、そんなものは男のすることではないと言われる。


この映画は、男性の視点からジェンダーを描いている。看護学校でこの映画を見せた時、男子学生からの反響が結構あった。

自分も看護師を目指したときに「男なのになんで?」という風に言われたのだという。まだまだ看護師は女性の職業という偏見が強いのだ。この映画は、そんな彼らをたぶん励ましたのだと思う。


セクシャリティーについても考えさせられる場面があるし、主人公ビリーのダンスも出色だ。