高市早苗大臣の奇妙な政治資金 3年間で460万円・地球10周分ガソリン代を支出 一度に23万円の給油も
高市早苗経済安保担当大臣が代表の政治団体、自由民主党奈良県第1選挙区支部が、2018年から2020年にかけて460万1143円のガソリン代を支出していたことが分かった。高市氏は、奈良県内での安倍晋三元総理死亡事件に端を発する統一教会と自民党の関係に対する疑惑のあおりを受け、岸田内閣文雄総理が改造した新内閣で閣議の席次ナンバー2に就任したものの、さっそく統一教会との関わりを指摘されるなどしているが、金銭面でも脇の甘さが判明した形になる。

高市早苗ガソリン代政治資金

(高市早苗氏代表の自民支部政治資金収支報告書の一部。東京と奈良で毎月、同じ日に歩調を合わせて給油が計上されている。)

政治資金収支報告書によると高市氏の自民党支部は、奈良県および東京の、3ヶ所のガソリンスタンドに対してコンスタントに決まった日に高額のガソリン代を支出。1ヶ所のガソリンスタンドへ一度に23万2722円分のガソリン代を計上し、他のスタンドを合わせると1日に33万円分の給油をしていることもあった。3年間の合計で460万のガソリンは地球約10周分のガソリンに相当する。なお23万円を一度に給油した2019年は、衆議院議員である高市氏の選挙は行われておらず、また支出先も選挙区から遠い東京のスタンドなので選挙カーを熱心に走らせたという説明でも無理がある。

ガソリン代をめぐっては複数の自民党出身閣僚や、旧民進党の山尾志桜里政調会長などが過剰な額を政治資金から支出していたことがかつて疑惑に発展。2016年には山尾氏秘書による217万円分の返還に至った。

なお、高市氏のガソリン代で奇妙なのは、金額に留まらない。その支出先を見ても、奈良県では森本石油(株)と日弘商事(株)、東京都では中外石油(株)を決まって利用している。給油先は、ある程度は車庫の近くなど同じガソリンスタンドを使うこともあるとしても一般にはある程度、いろんなスタンドに分散するのが一般的であると思われるのだが・・・。

(高市早苗議員が代表の自民支部によるガソリン代支出の明細をエコーニュース編集部がまとめたもの。)

もし仮に高市氏またはその秘書などが、ガソリン代名目で他の目的に資金を流用していた場合は、業務上横領や政治資金規正法違反(虚偽記載)の刑法犯となる可能性がある。なお過去にも高市氏の政治資金処理をめぐっては、後掲リンクのエコーニュース報道をきっかけに刑事告発が行われた経緯がある。

一度に大量のガソリン代をスタンドで計上する方法としては、ガソリンのギフト券というGSで購入可能なギフト券へ変えるぐらいしか筆者には思いつかない。政治資金とガソリン代というと古い切り口だが、いまだにこれで引っかかる閣僚がいるあたり、いわゆる身体検査もあまり進化していないのかもしれない。