ミニ四駆は、1982年夏に“小学生でも買える模型マシンを”というコンセプトで、フォードF150とシボレー4×4の2種類の登場でスタートし、その1年半後にデフォルメしたコミカルミニ四駆のシティターボが、さらに約3年後の5月にワイルドミニ四駆のモンスタービートルJrという感じでたどりますが、その一方、RCをイメージしたレーサーミニ四駆ホットショットJrが86年夏に登場、その2年後に周回路専用スピード重視のシャーシ-のアバンテJrという感じで“枝別れ”をし、これはコロコロコミックでの連載とのタイアップで周回スピードトライアル専用として進化をしているのはいうまでもありません。



この“元祖”の流れを受け継ぐワイルド/コミカルミニ四駆も地道に存在しており、こちらは“争うよりかはマイペースにアウトドアで楽しむ”層達の為に応じている印象がします。

いずれにせよミニ四駆は、“電動完成玩具を卒業”した小学生に「はじめての模型工作を通じて走らせる喜び」を身近に提供し、いずれはRCモデルなどへ発展してほしいというタミヤの願いも込められているような気がします。