広島市とその周辺、又は路面電車ファンたちの間では毎年楽しみにしているといわれている"路面電車祭り"へ行ってきました。

これは1995年に広島市で路面電車サミットが開かれた時に"6月10日は路面電車の日"として設定されたきっかけで翌年に第一回がスタート。以来約20年間広島電鉄千田車庫で開催を続け現在に至っています。

 

およそ去年までの20年間は一部を除き、比較的各コーナーでは待たずに気軽に見ることができましたが、ところが今年からは、各コーナーであちらこちらで長い列ができ混雑するようになりました.............。

そこの関係者に尋ねてみると、敷地の工事の関係で狭くなっているのに加え、ここ近年の観光効果+去年のカープの優勝で強くなったことなどで"地元の誇りと自信"に対する意識がより強くなり、そのおかげで地元の一般参加者もかなりの勢いで増えたと語っていました。

 

お馴染みの各コーナー。

 

模型車両走行体験。

 

点検/修理ゾーン。

部品がないものは自作という形で製作しているみたいです(この辺はヒストリックカーを所有する私にとっては、そんな気持ちがわかるような気が.........)。

 

グッズコーナーでの販売品目(ここではすさまじい列ができていました)。

 

"TRAIN ROUGE"という名の"ビール電車(既存の路面電車を改造し去年夏誕生)。

 

2012年頃は"TRAIN VERT"と称してわざわざ系列スーパーやドルトムンドの路面電車を改装して設置をしていましたが、営業センスや意味の無さ(いわゆる=ハコモノ同然)などで批判が高まり"オブジェ"と化していました。

個人的には"TRAIN VERT"と名乗るのなら、今のような"移動ビール電車"を最初からやればよかったと思うような気がします(ビール電車の方がむしろ"正解"のような気が)..........。

 

展示していた路面電車たち。

 

初期の路面電車(レプリカ)

 

被爆電車

 

我地元の"もう一つの誇り"な路面電車広告(時にはその自動車会社と一緒に実験することも)。

 

88年に茶室を送った"返礼"としてハノーバー市から送られた電車(200型 2代目)

 

そして手造り鉄道模型を75年以上渡って製作してきた"達人(今は故人)"の作品たち。

因みに06年頃にその方のところへ行き、そんな模型の一つを手に取って自分は「紙とパテで製作するとこんなに強度が増すのか?」という会話と感触は、今でも記憶に残っています.......。

これらの模型も見てみると、今の広島西部地区の"厳しい中でも"信念を捨てず"に一つずつ根気強く進んでいく"気質の形成のきっかけとなった一つも、原爆被害からの路面電車の驚異的な復旧という"土台"もあるのかもしれません..........。

 

だから今はカープ同様、フラワーフェスティバルでのロードスターやコスプレパレードにも、ある意味では結び付いたのかもしれません.........。

 

最後は例の顔なじみ達が運営している"Peace cafe"へ行き、ブドウと"Peace berger(,"白人圏からの観光客が多く、あ~平和だなぁ~"というメッセージが...)"を美味しくいただきました..........。

 

因みに参考に"竜馬バーガー"。

こちらは「地元産をほとんど使い、しかも"土佐らしく破天荒な盛り合わせでGo!"」という感じです。