冬に会って以来の彼氏と13日にデート。
内緒にしていたが、彼氏の両親に自分の存在が発覚する事態となった。
熱中症になりかけ、素足でも歩きづらい程水ぶくれを作り、店に画集雑誌を忘れ、緊張感と冷たい飲み物とうつ病が造り出すストレスでお腹を壊し、別れ際はトイレの中で見送れない始末だった。
散々だったとは思わなかった。うつ病が出して来る辛さは頭の中で分析出来た。否定的な感情に陥らないように戦っていた。
この厄介者の同居物が。
そんなふうに鼻で皮肉り笑いをしてかわしていたから、散々だったと思わないのだろうか。
多分違う。
写真を撮った時間もいけない。夕方、丁度ひどい顔になりかかった時に写すから今になって反省会だ。
そんな事はどうでもいい事に等しい。
うつ病の彼女の存在を、自分がしっかりしてもっと自信を付け、頼れる男性になってから紹介したかったらしい。
自分を責める材料でしかないので、自分はうつ病なのだと再自覚はしない事にしていた。
闘いながら会いに行った、精一杯やったが相手の親はどう思うだろう。
好きだけど怖いという、人が苦手だという矛盾を解るだろうか。
それ以前に、うつ病というものを知っているかどうかが恐ろしかった。
偏見を持たない人にでも、残念な広告の安いスイーツの写真のように、どうでもいいものとして認識される。その残念なスイーツが口に入って、味や事情が解っても、すぐに忘れてしまえるように。
否定的な思考に戻るのが恐ろしかった。まだ疲れが取れていないし、薬も効いていない。
今日は考える事がそのままマイナスになる日だ。
