自転車はやはり楽チンだ。

歩くのも苦痛な胸の痛みのある状況下でも、
私を目的地までスイスイと運んでくれる。


家を出る前に彼女へ病院へ行くとメールを打った。

まだ返事は無かったが、私は彼女に私の状況を伝えておくだけでなぜか安心出来るのだ。


そして、もう少しで目的地の救急病院へ着く前に大きな難関があった。

川が間に横切っているので橋を渡らなければならないのだが、

この橋は大きな坂があっていつもなら立ち漕ぎで一発で行けるのだけれど今日は何故かそんな力が無かった。


私は橋の前でいったん自転車を止めると、

少しずつヨチヨチと坂を登った。