27日は仕事納めで社員の皆さんと飲んだ。
空きっ腹のビールがやけに旨かった。

しかし、旨かったのはお腹が空いていたからだけじゃない。

それはこの一年、お世話になった人たちと苦労を共に分かち合えたから、こんなにもこの酒は美味しく感じるのだ。


思い出されるのは、苦しんだそれぞれのたくさんのシーン。


仕事のトラブルは毎日のように発生していた。

だから僕を含めて、皆さんは、毎日苦しんでいた。

ぶち当たって、机の前で顔を赤らめて、歯を食い縛り黙りこんでいた。

人は困難に直面すると黙りこんでしまう。


そして最善の方法を一生懸命に考えて実行に移す。

そんな時に何か私に出来ることはないか?

と思うが、

残念なことにスキルが足りず、見守る事しか出来ない。


やがて、問題の糸口がその人なりに見つかって、

少しだけ心が緩む。


絶好のチャンスとばかりに、私はそこで声をかけると、彼は「なんとかなりそうだ」と顔をほころばせた。




いつも、私は助けてもらうばかりで何も出来ない。


何も出来ないけれど、

せめて気持ちだけでも、寄り添って助けることが出来ないものかと、

常に考えていた。

常にそう想っていた。



その上で、

この一年間、様々なシーンで助けてもらった。

誰も見ていないようで、何故か助けのべられる

その救いの手が、

いつも側にあった。



そんな安心感に包まれて、

そして、

包んでいく事だけが、

お互いのモチベーションを保ちあえる理由なのかもしれない。


そんな事を考えながら、ビールを口に運んでいた。



はっきり言って、

一年の節目だからといって、

全ての問題が解決される訳じゃあないけれど、





ビールを片手に楽しく話している、あなた方を見ているうちに、


せめて、年末年始くらいは、



ゆっくりと体を休めて、心身をゆっくりと休めてください。

そう思う訳です。




だから僕は帰り際で、差し出された、その暖かい頼もしい手を握って、


心を込めて言った。


「今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いします。」




仲間と書いて友と呼べる事。



それは世代を越えて可能だった。



いつか傷ついて、本当に苦しい時は、空を見上げてほしい。


全ての問題は、時間がたてばきっと解決するのだから、


どんな時もその青い空に、苦しい気持ちを溶かしてほしい。

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今の友にも、

今は違う場所で、かつて共に戦ったきたあなたにも、

今のこの気持ちを伝えたい。


共に戦ったあの日の記憶は、



いつもこの空を見る度に甦る。





残らずに、残さずに、心のあるがまま信じればいつもの空。

もしも涙で色が消えても、けれど空は青