iPhoneと言えばiPodがついている携帯電話ですね。

何といっても天下のSONYのウォークマンからポータブルオーディオのシェアを奪ってしまったのですから、その魅力はハンパなかった訳です。

よく、SONYはなぜ負けたかという論争がかつてはありましたが、

一般的に言われていることは、SONYが自社フォーマットのATRACにこだわりすぎてMP3を採用しなかったから。

または、iTuneのパソコン連携が簡単でわかりやすかったから。


これは確かに正解です。


MP3が世に普及したMPMANという、32Mの容量しかない韓国製MP3プレイヤーを初めに買ってしまい、

その後30種類以上のMP3プレイヤーを購入してきた私としては、

SONYのウォークマンがMP3に対応しないことに毎度がっかりしてきました。


しかし、ipodも全く魅了に感じなかった事も事実です。

デザインは確かにいいとは思っていたのですが、ドラッグ&ドロップに対応していない事と、

ストレージが内蔵のままで容量を増やす方法がないことがどうしても不満で購入する気になれませんでした。


しかし、7年前程に、ひょんな事から会社のコンテストの景品でipod miniを頂く機会がありました。

当時はipod miniはカラー展開が大当たりして、初めてのipod大ブレイク旋風が世間で巻き起こっていました。

ある日、ある電気屋さんで店員さん同士の会話が聞こえていました。

「iPodって不思議だね。いくつも持っているのに新しい製品がでるとついつい買ってしまうんだよね」

私は、

それは容量が少なくて今の機種に不満だから買ってしまうんでしょ。

また、

それはあなたがAppleファンだからついつい買ってしまうんでしょう。

と、密かに思いながらその場を去りました。


そんな冷めた関心の中で、もらったiPodminiは4Gという中くらいの容量だったので、さほど興味も無かったのですが、

どれ、iPodとやらを使ってみようじゃないか、という軽い気持ちで電源を入れてみました。


するとどうでしょう。


ipodの白い液晶バックライトが綺麗にふわりと輝き、今までのMP3プレイヤーでは見たこともないような美しいフォントでメッセージがこれまたふわりと現れました。


そして音楽を再生すると、曲名が流れていくのですが、これがまた美しい表示でした。


当時の私にはこれが衝撃でした。


今までいくつものプレーヤーを購入していたのにもかかわらず、

こんなにも高級感を演出する事が出来るELディスプレイを見たことが無かったからです。

そして、次にビックリしたことが、ヘッドホンを抜くと音楽が止まることでした。

よく家から帰るとヘッドホンを外したまま、音楽をかけっぱなしにしてバッテリーを空にすることがあった自分としては、

このヘッドホンジャックに音楽の停止機能を設けたAppleの行為に大きな気配りを感じたのです。

そして、店員の言葉に偏見を持って毒付いていた自分を恥ずかしく思いました。

ipodはデザインの優れた普通のオーディオプレイヤーではありませんでした。

Appleが顧客に今までに無いサービスを提案して、

驚きを感じて喜んで欲しいと願う「おもてなしプレーヤー」だったのです。


こうしたおもてなしの心が、時を越えて、更に満載されているのがiPhone内蔵のipodプレーヤープレーヤーなのです。




(次回へと続く)




iPhoneからの投稿