iPhoneのカメラ機能は本当にシンプルです。


対象に向けてシャッターを押すだけ。


保存も一瞬。



これは昔に流行った使い捨てカメラに近い使用感です。



使い捨てカメラの前はコンパクトカメラが当たり前で、


室内や曇りの時にホワイトバランスや露出をいじる各種スイッチが搭載されていました。



使い捨てカメラがなぜ流行ったかというと、それはただただボタンを押すだけという操作感が良かったからでしょう。




やがて時代はデジタルカメラとなり、機能はかなり増えました。



シーンモードは夜景、風景、マクロ、スポーツ等に加えて、


料理、動物、パーティー等何がどう違うのか良くわからない物も増えていきました。



さらに、スマイルシャッター、顔認識、振り向きシャッター、オートシーンモードなど


全く訳のわからない状況です。



整理すると、オートシーンモードは複雑なシーンモードが良く解らないと言う声にお答えして、


その風景をカメラが自動認識してシーンを選んだ露出、ホワイトバランスにしてくれるという物です。



では元々付いていたAUTOとは何だったんだ?というツッコミを入れたくなりますが、


そこは様々な認識アルゴリズムを搭載した等という言い訳をしたいんでしょうか。



どのメーカーもややこしい言葉でそこはオブラードされてしまっています。




元々、機械の認識機能でろくな物に当たった試しがありません。



オーディオの頃はCDの時間とカセットテープの時間を認識して、A面とB面の収録時間を自動で分ける


機能とかありました。


ところが、A面の残り時間に間が開きすぎて、B面の終わりまでに最終曲が入りきらなかったりする事が、


よくありました。



また、AIオートエディットは自動でA面の残り時間が最小タイムになるように曲順を選びなおしてくれたりします。


ところが1曲目がB面の最初となったりしてあまり気の利いた曲順とはなりません。



さらに悲惨な事にはA面の最後の曲が途中で切れて終わったりします。



これは最初の透明なテープリーダーが長かったりすると、誤認識してしまうようです。



私はすぐにオートエディット機能を使わなくなってしまいました。



また、AIを搭載したロボットイコライザー等がありました。



曲の雰囲気を自動認識して最適なイコライジングをしてくれるというスゴイやつでしたが、


実際に当時に流行したRAPに使ってみると低音が大増幅されて、ウーハーの能力を超えて、


音割れのひどいブーミーな低音が出ました。



これはむしろ音を破壊していると思い、すぐに使わなくなりました。



案の定、その後どのメーカーからもそんな機能は無くなってしまいました。




または、カーナビゲーションにおいて初めて音声認識が採用されたナビがありました。



最初の声の登録でいくつかの単語を学習しなければならないのですが、


声が小さすぎるだの、大きすぎるだの、はっきり話せだの、マイクに近づけ等、


命令される事30分、ついには登録する事を諦めてしまいました。



IBMのビアボイスも、毎日1時間のロールバック(音声登録)を行うと、より、あなたの言うとおりに


認識してくれる等、何かの修行みたいな事を本気でやらせます。



OCRについてもそうです。



活字にされた文字に対しても必ず、どこかで誤認識をしてしまいます。


今は携帯電話での名詞リーダー機能とかありますが、


どれもかしこも一部のメーカーだけが採用していて、どのメーカーも必須というわけではありません。



自動認識機能の全ては眉唾で、実はストレスが溜まる物というのが世間の暗黙の了解なのです。



それではデジタルカメラにおいての自動認識に戻るとどうでしょうか?



例えば、


A社の自動認識は逆光は綺麗に撮ったが夜景は多少赤く写った。


B社の物は逆光は白っぽく写るが、夜景は建物も明るく取れることが出来た。


C社のタイプはどちらも不満は多少残るが使えない事はない。ただしスマイルシャッターは驚くほど


正確でA社やB社のものではかなり笑わないと認識してシャッターが切れないが、C社の物は自然な


微笑みでシャッターを切ってくれる。



と、なんとも気持ちの悪い批評が出来る。



全員スマイルシャッターなどが付いていると、笑い下手な人でもなんとか笑わなければならない。


あるいは全員が口が裂けそうなほどのニッカリ笑いをしないといけない。



しかも、撮影者が機械下手なお母さんで、スマイルシャッターがONの為にシャッターが切れずに立ち往生した挙句、


質問する相手がご一緒に同行しているお隣のおばさんで、スペインだから誰かに聞ききたくてもわからない。



結局、デジタルカメラは使わずに、現地のスーパーで使い捨てカメラを買って日本で現像してしまったりするのかもしれない。




あるいは機能オタクでも、その機能をON、OFFする為に撮影する前に必死にならなくてはいけないし、


ブログの為に低解像度で設定したままで、旅行中もその設定のままでうっかり撮ってしまい、


撮影中はデジカメの液晶で見ていたので低解像度には気が付かなかったが、


帰ってパソコンや大画面テレビで見てみると携帯サイズの写真しか取れていなかったりする。。。。




本当に溜息をつかずにはいられないトホホな機能満載。罠がたっぷりしかけられているのが


今のデジタルカメラ業界であります。




では、一体何のためにそんなに機能を欲張っているのか?



それは買い物をする前の検討が楽しいからに違いありません。



各社のカタログを持ち帰り、あの機能が付いている、付いていないを吟味して、


果てはレンズの明るさや画素サイズ、バッテリー容量までもチェックして、


人に聞いたり、ネットで調べたりして勉強することで自分は失敗した買い物をしていないんだという


満足感を得たい、あるいは失敗したという認識をする事への強迫観念からです。



そして、購入後も数々の失敗や使いにくさを繰り返して、最後はオートのみ。


スマイルシャッターや振り向きシャッターもオフに。


手ブレモードもあまり使えないからオフにしたけど(実は電子式)、動画モードでは項目自体が無いけどなんで?


ひょっとしてこれは壊れているのか知らないけど愛着が無くなってきたから、次の高画素なモデルに買い換えよう!



と、愛すべき日本人はその本質もよくわからないまま、メーカーに踊らされているのがその実態なのです。





そんな撮影時の苦悩から見事に救ってくれたのがiPhone4。



対象に向けてシャッターを押すだけで綺麗な写真が取れます。



初代3Gの頃はオートフォーカスも無く100万画素程度でスペックがひどかったですが、


今は500万画素のオートフォーカスでA4サイズくらいのプリントアウトなら綺麗に撮影できます。



今は1200万画素とかあるけどしょぼくない?と言う人がいまだにいますが、


低次元過ぎて反論する気にすらならないので省略します。



iPhoneの裏面CMOS機能が夜景にも強く、好印象なのですが、


最強な機能として、IOS4.1に追加されたのがHDR機能。



これはオートシーンモードを凌駕する最新機能です。



カメラのレンズとは元来、人間の目の機能に比べて大きく劣ります。


視力には明るいところの露出を抑えて、暗いところの露出を上げるという自動補正機能が働いています。



自動補正機能は環境に応じて合わせている為に暗いところから急激に明るいところに出ると、補正機能が働かず、


ちょっとした明かりでもまぶし過ぎたりして露光オーバーとなります。



カメラでは常に露光オーバーとなりがちか露光アンダーとなりがちで、


明暗差の落差が激しい対象物では、どちらかの露出に合わせてつぶした撮影をするしかありませんでした。



ところがなんと!


iPhpne4では露光を変えた3枚の写真を同時に撮影して、それらを合成した写真を作り上げてしまうのです。


それは人間の見たままを表現してしまうというスゴイ技術なのです。





実際の撮影として夕焼けを撮ってみます。



大不況!無職ミスターGのモバイルとJKな彼女




空に露光が合っているので建物の細部は真っ暗で形がわかりません。



HDR機能は元々の画像と補正された画像を同時に作ってくれています。



2枚目の同時撮影された画像がこれです。




大不況!無職ミスターGのモバイルとJKな彼女


建物がきっちり表現されている画像と空の部分が合成されています。



このHDR機能により従来通りシャッターを切るだけで、失敗のない写真を撮る事が出来ます。



本当はiPhoneのA4のチップを持ってすれば様々なオートシーンモード等は簡単に作れます。


しかし、真の実用を考えると解像度の変更すら意味が無いのであえて搭載しないのです。



悪意に満ちた自己満足を満たす機能を満載する各メーカーと、


使いやすさを考えて高級一眼カメラでしか使われていない最新のHDR機能を搭載するアップル。



果たしてどちらがユーザー目線に立った会社なのでしょうか。




正論をかざすと都合の悪さから、あるいは罪悪感からか、


アップル叩きをしたり、気に食わないと悪い風評を流す輩が多いですが、




全ては使ってみればわかります。




つまらない評判に流されては損をしますよ。