前回に登場したトッピングに負けたテクニクスのアンプの話です。
型番はSU-A70で、サイズはミニサイズ。愛称はコンサイスGと呼ばれています。
実は彼が負けたのは音質ではなく、コストパフォーマンスであって、決して音質で負けた訳ではありません。
音質的には音の情報量、分離感、高域の伸び、低音の迫力等が抜群です。
音の評価は中華製のアンプと比べてではなく、従来のSANSUIやデノンのアンプとの比較の結果であります。
このアンプをパソコンに繋いでならしてしまうのです。
パソコンに組み込むと言う事はつまり、HDDサーバーに組み込むので、音質はかなり悪くなります。
そこをなんとか安く、いい音に組みたいというのが今回の企画なのです。
様々なこだわりの中、至高を目指しながら低価格!というウルトラCがB級グルメの真髄。
その為にはこのテクニクス製コンサイスGである必要があります。
元々テクニクスとは何なのか?
その正体はあの松下電機のオーディオ部門なんです。
世界のまねしたとか、ポリシーがないとか松下きらいは言いますが、私はそうは思いません。
高い技術力と大企業の圧倒的な力で良質な物を作る事に長けているメーカーであり、何よりかっこをつける事が嫌いなメーカーです。
例えば最近の代表的な製品といえば地デジのビエラの絵造です。
自然な画質をベースにリッチで鮮やかさを施した絵造です。どの番組を見ても楽しく鑑賞出来るもので、ウキウキとした気分にさせてくれます。
突出して良い訳ではありませんが、とにかくどのジャンルも楽しく見れてしまうのです。
昔のミニコンポもハーフシリーズでオペ部分をフルデジタルにしたDSPの音を友人の家で聞いた事がありますが、とにかく自然な残響で独特の華やかさが美しく感動したものでした。
松下の本気を出した製品とは、絶対的な正解をわかっている理論集団の作品であり、その技術の先の潤いのある生活までイメージされ尽くした物造なのです。
暗くない。イジイジとしたところがない。
これは大企業のゆとりです。
中小企業にはこれは決してできません。
とにかく必死で先進技術を編み出してニッチなユーザーを捕まえたり、
アナログ派の人間を捕まえるために温かみのある得意な音色を守り、伝統といったポリシーに昇華して固定ファンを固持するなど、
チャレンジの多いメーカーとなるか、亀のように変わらずじっと居座るのか、
生き残る為の答えは大体が二つです。
テクニクスはイニシャルDの大富豪の理論的かつ、正確なトライビングテクニックを持った高橋兄の様な存在なのです。
そんなテクニクスも今ではアナログレコードプレーヤーを作るだけのメーカーになってしまいました。
今では音響機器はほとんど撤退してしまいました。
自体背景としては1990年を境にホームオーディオはメッキリ売れなくなってしまうのです。
95年に大変動とも言える、パソコン時代の到来して、WIN95発売でオーディオ文化は大衆娯楽として壊滅してしまい、同時にテクニクスもその存在意味がなくなってしまいました。
テクニクスは松下が大企業故に、儲からないジャンルはやめてしまい、他の事業に転換できるので、皮肉な事にその生い立ち故に、その長い40年の歴史に終止符を打たなければならなかったのです。
近年において、パソコンはこの20年でめまぐるしい進化を遂げていますが、コストダウンと性能アップの歴史でした。
それに比べてオーディオのなんと変わらない事か!
アンプという部分は、入力した信号をいかにクリアに出力するかという実にストイックなそれだけの事であります。
日本という国はたったそんな事の為に40年もの間、いくつもの企業が天文学的な予算を費やして競争し続けたのでした。
そしてその品質が世界にジャパンクォリティとして認められて、経済大国としてナンバーワンになる事が出来ました。
テクニクスはそんな時代背景の中、オーディオ芸術に真摯に向き合い、松下電機の潤沢な開発資金を元にいくつもの革新的な発明を生み出しました。
D.D.D、オフセット、バーチャルバッテリー、MASH1bitストリーム、Rコア電源トランス、MOS-FETclassAA、竹コンデンサー等、どれもが素晴らしすぎる発明であり、その技術は今日においても産業を超えて受け継がれているのです。
最後まで、彼等はカタログには自らの技術だけを謳い、ユーザーを惑わすように語りかけ、しっぽを振る様な真似はしませんでした。
結果、蒸留水の様な音とか、自然な音ではあるがハートがない等と評価され、最後までマニアから理解されることはありませんでした。
次回はそんなテクニクスが作った最も目立たなかったアンプ、コンサイスGについてお話したいと思います。
iPhoneからの投稿
型番はSU-A70で、サイズはミニサイズ。愛称はコンサイスGと呼ばれています。
実は彼が負けたのは音質ではなく、コストパフォーマンスであって、決して音質で負けた訳ではありません。
音質的には音の情報量、分離感、高域の伸び、低音の迫力等が抜群です。
音の評価は中華製のアンプと比べてではなく、従来のSANSUIやデノンのアンプとの比較の結果であります。
このアンプをパソコンに繋いでならしてしまうのです。
パソコンに組み込むと言う事はつまり、HDDサーバーに組み込むので、音質はかなり悪くなります。
そこをなんとか安く、いい音に組みたいというのが今回の企画なのです。
様々なこだわりの中、至高を目指しながら低価格!というウルトラCがB級グルメの真髄。
その為にはこのテクニクス製コンサイスGである必要があります。
元々テクニクスとは何なのか?
その正体はあの松下電機のオーディオ部門なんです。
世界のまねしたとか、ポリシーがないとか松下きらいは言いますが、私はそうは思いません。
高い技術力と大企業の圧倒的な力で良質な物を作る事に長けているメーカーであり、何よりかっこをつける事が嫌いなメーカーです。
例えば最近の代表的な製品といえば地デジのビエラの絵造です。
自然な画質をベースにリッチで鮮やかさを施した絵造です。どの番組を見ても楽しく鑑賞出来るもので、ウキウキとした気分にさせてくれます。
突出して良い訳ではありませんが、とにかくどのジャンルも楽しく見れてしまうのです。
昔のミニコンポもハーフシリーズでオペ部分をフルデジタルにしたDSPの音を友人の家で聞いた事がありますが、とにかく自然な残響で独特の華やかさが美しく感動したものでした。
松下の本気を出した製品とは、絶対的な正解をわかっている理論集団の作品であり、その技術の先の潤いのある生活までイメージされ尽くした物造なのです。
暗くない。イジイジとしたところがない。
これは大企業のゆとりです。
中小企業にはこれは決してできません。
とにかく必死で先進技術を編み出してニッチなユーザーを捕まえたり、
アナログ派の人間を捕まえるために温かみのある得意な音色を守り、伝統といったポリシーに昇華して固定ファンを固持するなど、
チャレンジの多いメーカーとなるか、亀のように変わらずじっと居座るのか、
生き残る為の答えは大体が二つです。
テクニクスはイニシャルDの大富豪の理論的かつ、正確なトライビングテクニックを持った高橋兄の様な存在なのです。
そんなテクニクスも今ではアナログレコードプレーヤーを作るだけのメーカーになってしまいました。
今では音響機器はほとんど撤退してしまいました。
自体背景としては1990年を境にホームオーディオはメッキリ売れなくなってしまうのです。
95年に大変動とも言える、パソコン時代の到来して、WIN95発売でオーディオ文化は大衆娯楽として壊滅してしまい、同時にテクニクスもその存在意味がなくなってしまいました。
テクニクスは松下が大企業故に、儲からないジャンルはやめてしまい、他の事業に転換できるので、皮肉な事にその生い立ち故に、その長い40年の歴史に終止符を打たなければならなかったのです。
近年において、パソコンはこの20年でめまぐるしい進化を遂げていますが、コストダウンと性能アップの歴史でした。
それに比べてオーディオのなんと変わらない事か!
アンプという部分は、入力した信号をいかにクリアに出力するかという実にストイックなそれだけの事であります。
日本という国はたったそんな事の為に40年もの間、いくつもの企業が天文学的な予算を費やして競争し続けたのでした。
そしてその品質が世界にジャパンクォリティとして認められて、経済大国としてナンバーワンになる事が出来ました。
テクニクスはそんな時代背景の中、オーディオ芸術に真摯に向き合い、松下電機の潤沢な開発資金を元にいくつもの革新的な発明を生み出しました。
D.D.D、オフセット、バーチャルバッテリー、MASH1bitストリーム、Rコア電源トランス、MOS-FETclassAA、竹コンデンサー等、どれもが素晴らしすぎる発明であり、その技術は今日においても産業を超えて受け継がれているのです。
最後まで、彼等はカタログには自らの技術だけを謳い、ユーザーを惑わすように語りかけ、しっぽを振る様な真似はしませんでした。
結果、蒸留水の様な音とか、自然な音ではあるがハートがない等と評価され、最後までマニアから理解されることはありませんでした。
次回はそんなテクニクスが作った最も目立たなかったアンプ、コンサイスGについてお話したいと思います。
iPhoneからの投稿