どうも、みなさんこんにちは。
ごろうです。
まず、以下の公式をご存知でしょうか?
速さ×時間=距離
距離÷時間=速さ
距離÷速さ=時間
有名な公式であり、小学生の頃に、こんな感じの図で覚えさせられた人も少なくないのではないでしょうか?
覚え方は
「はじき」
「木の下のハゲジジイ」
などいろいろありますよね笑
では、なぜこの公式が成り立つのか説明できますでしょうか?
「使えるから、そんなこと理解しなくても平気だよ」
なんて考えている方!
現代の教育では、「思考力・判断力・表現力」が重視されていることをご存知ですか?
なぜ、そうなるのか!
その原理をしっかり重視することが重要なのです!
そこで、今回は
速さ×時間=距離
について説明していきます!
そもそも、「速さ」とはなにかを考えて行きましょう。
まず、次の例を考えてみます。
例1
Aくんは100mを15秒で走る。
Bくんは100mを14秒で走る。
この場合、Bの方が速いことが明白ですよね?
では、次の場合はどうでしょう?
例2
Cくんは150mを25秒で走る。
Dくんは220mを32秒で走る。
この例2の場合ではどちらが速いでしょうか?(今回はどちらも一定の速さで走ってるとします。)
例1ほど秒殺できる方は少ないと思います。
先程の例1では、距離が100mと同じだったので、純粋に時間の比較で良かったのですが、例2では距離も時間もバラバラですよね?
これでは、比較することができないので、どちらかを統一する必要があります。
しかし、
150m→220m
25秒→32秒
これらの変換はなかなか面倒ですよね、、、。
そこで、考えられる方法が、1秒あたりに進む距離です。
どちらも考える時間を1秒に統一し、その間に進むことができる距離を比較することで速いほうがわかりますね。
Cくんは150mを25秒で進むので
150÷25=6
つまり、1秒あたり6m進むことができるとわかります。
Dくんは220mを32秒で進むので
220÷32=6.875
つまり、1秒あたり6.875m進むことができるとわかります。
同じ1秒の間にわずかですが、Dくんの方が進む距離が大きいのでDくんの方が速いということがわかりました。
今、行った計算そのものが
「距離÷時間=速さ」
であるのです!
つまり、そもそもに速さとは同じ時間にどれだけ進むのかとして考えられたものです。
その基準が、
1秒あたりであれば秒速
1分あたりであれば分速
1時間あたりであれば時速
ということになるのです。
速さが5m/sであればこれは、日本語に噛み砕くと
「1秒間に5m進む速さ」
ということになります。
その速さで10秒走ると
5×10=50
という計算で進む距離が50mだとわかりますよね?
これが
「速さ×時間=距離」
の意味になります!
同じ要領で
「距離÷速さ=時間」
も導くことができます。
さあ、いかがだったでしょうか?
覚えればよい!という勉強法はあまりにも大変です!
また、原理を理解って発見があって面白いですよね?
ちなみに、「速さ」と一口にいっても色々あります。
今回は、常に同じ速さで考えたため「平均の速さ」を考えました。
普通に考えて100mを同じ速さで走れないですよね?(最初はスピード出にくいし、後半は疲れるし笑)
いつか「瞬間の速さ」についても書いて行こうと思いますので、
気になった方はぜひチェックしてみてください!