
美味しい中国茶が飲みたい。
そんな衝動に駆られ
訪れた上海。
それなら豫園に行ってみなよ。
上海通の友人のアドバイスだ。
生憎の足元だったけど、気がつけば
このティーラウンジに辿り着いていた。

豫園は上海の歴史と文化を
凝縮したような街だが、
この空間は異彩を放っていた。
豫園にあって、新しい。
そうか、融合だ。
得意気に解釈を披露した僕に
妻の呆れ顔が妙に嬉しかった。

素敵な扉だ。何回も開けたり閉めたり
したい衝動にかられた僕を
たしなめるような妻の眉間。
あー、上海に来て良かった。
心底そう思えた。

せっかくだから表に出ようか。
広場を見渡すテラス席に
腰をおろし。

行き交う人を目で追いかける。
小雨はまだ止まない。
それでも人の流れは
寄せてはかえす波のように
永遠と交わり続ける。そうか、
ここが豫園か。

いつまでもいたいと思った。
そして、ティーは来た。
真打ちの登場だ。
さすがに肌寒さを感じはじめたその時
待ってました!声には出さずど
ぐーっと我慢の虫が
喜びに咽び泣いているのがわかる。
貴賓に満ちた、それでいて、柔らかい
香りが鼻腔をくすぐる。

たっぷりの茶葉、
なんて雑味のない色、舌触りなんだ。

香りは、二人の旅の疲れを癒し
真っ直ぐな味は、二人の心を癒し

温かい熱は二人の思いを癒した。
フィクションです(爆)
あ、いや、妄想です(爆)
ファンちゃんウケる〜