第3話『約束』
涼太と出会った日の夜…
ミカは一人ベッドで想いふけっていた。
ミカ「あいつも『リョウタ』って言うんだ…。
あの人と一緒…。
でも、あいつがあの人なワケない。
あのハンカチを見て気づかないわけがない…。
10年前―。
病気で体が弱く、
いじめを受けていた私をいつも守ってくれた
『リョウタ』。
いつもそのハンカチで涙をぬぐってくれた。
病気の治療のため、この街を離れるって決まったとき
そのハンカチにしたこともないへたくそな刺繍で名前を掘って渡してくれた。
私は目も合わせず
バンソウコウだらけの手を見て「ありがとう」って小さくつぶやいた。
「絶対 病気を治して、この街に帰ってくるから!」
「待ってる 絶対戻ってこいよ!」
あの優しかったリョウタがあの約束を忘れるハズがない。
リョウタはこの街にただ一つのこの高校に 必ずいるはず…!
翌日
涼太とミカは再び顔を合わせる
ミカ「おはよ…」
ぉれ「おいっす」
ドキドキ
ぉれ(くっコイツを見ると妙に意識しちまう…!
その気持ちはミカも同じだった。
そして会話もないまま1日が過ぎた。
互いを身近に感じながら距離を縮められない二人だった。
放課後
3―Bの教室は
いつもどおりぉれたちのたむろ場に変わる
ゆうじ「どうよ?ミカちゃん
ぉれ「どうって…?
のりお「とぼけやがって…授業中ミカちゃんずっとお前のこと見てんぜ
ぉれ「おれが水嶋ヒロに似てるからかな ぉれはあんな暴力女 興味ね~よ
ガラガラッ
教室のドアがあく
ケンジ「大変だ!ミカちゃんが校門であの安藤にナンパされてんぞ!!
ゆうじ「なにっ隣の地区の不良の安藤だと
のりお「そんなポコチン労働基準法違反者にまでもうミカちゃんの可愛さが噂になってたか!
ぉれ「くっスナイパーだと自前の銃で 場所が校門だけにコーモン責め狙ってるってか
ゆうじ「しかしあの野郎 強いのは夜だけじゃね~
ぉれ「義理はね~があいつはなんか助けなきゃ行けない気がするんだ
一同「わかった気をつけて行ってこい!
ぉれ「逝ってくる
つづく